みなさんこんにちは、プロジェクターオタクのジェクタです。
今回は2021年発売以来大人気の、モバイル機「XGIMI Halo+」をレビューしていきます。
・モバイル機最強クラスの明るく美しい映像
・Harman/Kardonスピーカーの臨場感の高い音
・OS搭載で簡単に動画サービスを楽しめる
そろそろ後継機が出るかと思っていたのですが、GoogleTV 搭載の新版が発売されたので、本機のロングセラーはさらに続きそうです。
高画質なモバイル機を探している方にかなりおすすめの製品なので、その魅力をお伝えしていきます。
XGIMI halo+のスペック
定価※ | 新版:129,800円 旧版:109,890円 |
投影方式 | DLP |
光源 | LED |
明るさ | 700ISOルーメン (=900ANSIルーメン) |
解像度 | 1920×1080 (フルHD) |
HDR10 | 対応 |
100インチ投影距離 | 約2.66m |
台形補正 | 水平垂直自動 |
フォーカス | 自動 |
スピーカー | Harman Kardon 5W×2 |
端子 | AUX、HDMI(eARC対応)、USB-A |
OS | 新版:Google TV 旧版:Android TV10.0 |
WiFi | 2.4/5GHz |
Bluetooth | 旧版:5.0 新版:5.1 |
バッテリー | 動画2.5h(echoモードでは3h) 音楽6h |
騒音 | <30dB |
寸法[mm] | 171.5×113.5×145 |
重さ[kg] | 約1.6kg |
黄色い部分が新版と旧版のスペック面の違い。
新版の方が少し価格が高いですが、Netflixに正式に対応したGoogle TVを搭載しています。
Halo+の本体を確認
本体のデザインを確認していきましょう。
正面には投影レンズと、画面調整用のセンサーが付いています。
5W×2基のスピーカーで全方向に音を鳴らします。
背面には各種端子と電源ボタン、排熱口があります。
イヤホンジャック、HDMI(ARC対応)、USB-A
上面はこのような感じ。最低限の操作ボタンがついています。
底面には三脚用のネジ穴とフリップスタンド。ちょっとした角度調整にこのフリップスタンドは重宝しますね。
重さは約1.6kg。なんとか片手で持てますが、モバイル機としては少し大型の部類です。
付属品の取説、リモコン、充電器の写真は以下。ACアダプターが大きめなので、USB-C充電だったら嬉しかったですね。
Halo+の映像を確認
Halo+の特徴は、モバイル機としては最高クラスの700ISOルーメンの明るさ。据え置き機並みの鮮やかな映像をコンパクトボディーで表現しているところに感動があります。
100インチの映像で、以下の3つのポイントをしていきましょう。
- 明るさ
- 色味
- 解像度
写真をタップで拡大できます
明るさはモバイル機トップクラス
とても明るい部屋
Halo+
少し明るい部屋
Halo+
暗室
Halo+
700ISOルーメンは、モバイル機としては最高峰の明るさ。
もちろん理想は暗室ですが、多少明るい部屋でも映像を楽しめるのはとてもありがたいですね。
カラーは鮮やかで視認性が高い
元画像
Halo+
元画像
Halo+
暖色系の色が若干濃いめの味付けになっていて、映像はビビットな印象を受けます。このおかげで、多少明るい部屋や凹凸のある壁でも映像の視認性が良いように感じます。
もし、自然な色合いが好きな場合は、カラーバランスを細かく調整できるのでご安心ください。
フルHDの映像は解像感が高い
フルHDなので、小さい文字もはっきりと視認できます。
画面角のピンぼけや光量低下も気になるほどではなく、画面全体の映像クオリティが高いです。
Harman/Kardonスピーカーの音は◎
高級車にも採用されているHarman/cardon製のスピーカーを内蔵。
5Wスピーカー2基は音量が中々出て、どの方向に座っても音が聞こえます。モバイル機として文句がないクオリティーで、聞いていてとても心地よい音でした。
Halo+の使用感を確認
起動時間は38秒
スイッチを入れ、リモコン操作ができるようになるまで約38秒。
OS内蔵の製品はとしては、標準的な速度です。
画面調整は全自動で快適
フォーカスと台形補正は自動、さらに障害物回避機能と、スクリーンアジャスト機能があるので、「ポン置き」で画面調整が大体終わってしまいます。
これは本当に便利。
思っている位置からズレることもありますが、その場合はリモコンで手動調整が可能です。
騒音は非常に小さい
騒音は30dB以下と非常に静かです。
これは鉛筆の筆記音並みなので、映画を見ている間音は全く気になりませんでした。
新版はGoogle TV、旧版はAndroid TV10.0
旧版と新版では、動画配信サービスを楽しむためのOSが違います。
じゃあGoogle TVとAndroid TVは何が違うかというと以下の通り。
一番大きな違いは、Netflixに正式対応しているか否かです。
旧版はファイルネージャー経由でNetflixをインストールする必要があります。本体が正式認証でないため、アップデートやプラン変更により不具合が発生するリスクがあるので、Netflixユーザーは新版がおすすめです。
スマホミラーリングは簡単
下記方法で、iPhone、Androidスマホともにミラーリングが可能です。
- ElfinとiPhoneのミラーリング方法
-
・プロジェクターに「AirScreen」アプリをダウンロード
・プロジェクターとiPhoneを同じWifiに接続
・iPhoneのコントロールパネルから、画面ミラーリングを選択し、Elfinのプロジェクターを選択する - Elfinとandroidのミラーリング方法
-
・androidスマホに「Google Home」アプリをダウンロードする
・プロジェクターとandroidスマホを同じWifiに接続
・Google Homeアプリを開き、Elfinプロジェクターを選択しミラーリングする
ゲームモード搭載で低遅延
スペックによると、「ゲームモードブースト」で遅延は26.5msとの記載あり。
ゲーミング性能の評価として、Leo Bodnar Electronicsの「4K Lag Tester」を使ってゲームモードの入力遅延を測定してみました。
フルHD/60Hz条件で測定
・通常モード:61.6ms
・ゲームモード(ブースト):28.3ms
実測値はスペックとかなり近い値となり、ゲーミング性能は優秀なことが確かめられました。子供とスマブラをプレイしましたが、遅延は全く感じませんでしたよ。
入力遅延の測定方法と、他の機種の測定結果は以下の記事を参考にしてください
Halo+ メリットデメリットまとめ
2021年発売の旧版から3年。リニューアルではなくマイナーチェンジの新版を出してきたところからも、本機の人気と完成度の高さが伺えます。
実際、700ISOルーメンの明るさは片手で持てるモバイル機としては唯一無二。設置性が高いので、どんな場所にも簡単に美しい映像と音を楽しめるのが魅力でしょう。
発売以来ずっと人気なのも頷ける完成度の高い一台。価格は高いものの、それに見合うだけの感動は得られます。
画質の良いモバイルプロジェクターを探している方におすすめです。