【1.5kgで4K!そして明るい】XGIMI Elfin Flip 4Kをオタクが徹底レビュー【天吊りも簡単です】

Elfin Flip 4K

みなさんこんにちは、プロジェクターオタクのジェクタです。

今回はコンパクトサイズで本格映像を楽しめる4KプロジェクターElfin Flip 4Kをレビューします。

Elfin Flip 4K

・厚さ7.8cm、重さ1.5kgのスリム設計

・このサイズで1600ISOルーメンは破格の明るさ

・4K/3色レーザーで画質も良い

・0.98〜1.3のズーム機能あり

・OS搭載、スピーカー搭載、ゲームも低遅延で楽しめる万能性

Elfin Flipシリーズといえば、「小型で簡単に使える入門機」というイメージでしたが、小型のサイズ感はそのままに映像が最強クラスに進化。

画質は「カジュアル機」と侮ってはいけないレベルで、純粋に20万円以下のカテゴリの製品でトップクラスの実力を持ちます。電源をつけると、想像以上に明るく高精細な4K映像に驚きました。

120インチの映像
Elfin Flip 4K 120インチの映像

以下でその実力を徹底的に解明していきますよ。

目次

Elfin Flip 4Kのスペック

項目Elfin Flip 4K
税込価格206,800円
光源3色レーザー
投影方式DLP
明るさ[ISOルーメン]1600
色域BT.2020 110%
解像度4K
コントラスト比20000:1
(EBL適応時)
対応フォーマットHDR10、HLG
投射比
(光学ズーム対応)
0.98〜1.3
台形補正水平/垂直 自動
フォーカス自動
スピーカー7W Harman Cardon
騒音<28dB@1m
端子HDMI×2(eARC×1+ARC×1)
USB2.0×2

AUX
DC
IN
OSGoogl TV
Wifi2.4/5 GHz
Bluetooth5.2
寸法[cm]254 × 245 × 78 mm
重さ[kg]1.55

本体と付属品を確認

本体カラーは柔らかめのブラック。

正面

重さは1.5kgで、厚みはボトルと同じくらいです。明るさ1600ISOルーメンでこのサイズ感は前代未聞で、かなり衝撃を受けました。レーザーの効率がどんどん上がっているのですかね。

小型なので収納場所に悩むことはないでしょう。デザインもオシャレで家具に溶け込みます。

ボトルとサイズ比較
TVボードに収納
机の上に置く

本体は150度まで回転できるので、天井投影にも対応します。ただし真上までは回転できないので、直角に投影したい場合は三脚を使うなどの工夫が必要です。

天井投影

外部接続端子はUSB-A×2、HDMI×2(1つはeARC対応)とAUX。

背面の接続端子

底面には三脚用のネジ穴があります。

底面

付属品のリモコンとACアダプター。リモコンは傾けると主要ボタンが光る仕様です。

付属品
リモコン

画質を徹底検証

Elfin Flip Laserは日亜化学工業製の最新RGBレーザーを搭載。1600ISOルーメンの明るさとBT2020比110%の鮮やかなカラーの映像を映します。

1600ISOルーメンは大画面でも心強い

画面輝度を測定して表にまとめました。

映画館の通常上映=48nit
DolbyCinemaのHDR上映=108nit

を基準に調整されいるので、映画館に行ったことがあれば、nit数で映像の眩しさをイメージできると思います。

映像モード100インチ90インチ80インチ
標準67nit83nit104nit
映画68nit84nit106nit
ビビッド91nit112nit142nit
ゲーム66nit81nit103nit
スポーツ66nit81nit103nit
ハイパワー120nit148nit188nit
※明るさ10で測定。
※100インチの画面輝度は実測値。他はそれを元にした計算値。

120インチ位までなら、普通の映画館並みの明るさの映像を楽しめます。HDRを楽しみたい場合は、輝度が高めのビビッドモードがおすすめ。なお、「ハイパワーモード」はファンの音がかなり大きかったので、他のモードを使った方が安心でしょう。

昼間は直射日光さえ気をつければ十分な明るさがあり、「1日中使いたい」という要求にも応えられます。環境に合わせて画面サイズを調整しやすいのは、小型ボディーの強みでしょう。

夜間/壁投影
夜間/壁投影
昼/壁投影
昼/壁投影
夜/ライト小/120インチ
夜/ライト小/120インチ
夜/ライト全灯/120インチ
夜/ライト全灯/120インチ

明るさは均一

白画面
白画面を投影
輝度の分布
輝度の分布

平均輝度98.7%でムラがないです。画面の隅まで安定した、明るい映像を楽しめます。

EBL搭載!優れたコントラスト比を実現

Q.コントラスト比とは?

最も明るい白(ホワイト)と最も暗い黒(ブラック)の輝度の比率を表します。例えば、「2000:1」のコントラスト比なら、白の明るさが黒の明るさの2000倍であることを意味します。

コントラスト比が高いほど、映像の奥行きやメリハリが増し、細かいディテールが見えやすくなります。

コントラスト比の説明
コントラストのイメージ

コントラスト比の測定結果は下記。

測定条件測定値
ネイティブ比(映画モード)1451:1
ダイナミック比(映画モード/EBL-ON)16928:1

ネイティブ比は1451:1とDLPのハイエンド機として十分な値。

さらにシーンに合わせたレーザー出力の制御を行う「EBL(Enhanced Black Level)」をONにすることで、ダイナミック比は17000程度まで上昇し、スペック値20000:1に近い値が確かめられました。

暗いシーンの映像
ブラックフロアの沈みも良好

レーザーの出力制御の効果は大いに実感できました。ブラックフロアは安い機種で感じがちな「灰色っぽい黒」ではなく、ちゃんと引き締まっています。

3色レーザーは色域が広い

Q.色域とは?

プロジェクターの色域とは、表示可能な色の範囲を示す指標です。色域が広いほど鮮やかで豊かな色表現が可能になり、映像の正確性や美しさに影響を与えます。

色域には規格があり、コンテンツ毎に使い分けられています。

メジャーな色域規格
色域の例
色域特徴
sRGB/Rec.709一般的なディスプレイ、テレビ、ウェブ標準、youtube(非HDR)、Blu-ray
DCI-P3映画、HDR映像、4K UHD Blu-ray、Youtube(HDR)
BT.2020自然界の色の99.9%を再現。実際のHDR映画はBT.2020の枠組み内にP3で格納されている場合が多く、その色域はフル活用されていないのが現状。

ネイティブ色域はBT2020比で110%の面積を持ちます。

色域を指定した場合のカバー率は以下の通り。

色域の実測値

全ての色域で100%に迫る高いカバー率が測定されました。

クリアで鮮明なカラーは、被写体そのものの色をダイレクトに伝えます。

夜間120インチの映像
夜間/120インチスクリーン

解像度は4Kで高精細

解像度の確認

下位モデルより大型の0.39インチDMDを搭載していることもあり、ピクセルの隙間はかなり近づかないと見えないレベルで高精細です。

ピントは明瞭で、中心はもちろん4隅もシャープに決まっています。

光学ズーム搭載で配置が自由

光学ズーム機能

ここまで小型のボディーで、光学ズーム機能を搭載したDLPプロジェクターは初めてじゃないでしょうか。

投射比の可変域は0.98:1〜1.3:1。従来は1.2で固定でしたので、それよりも近距離/遠距離の両方で投影できるようになりました。

画面サイズ(インチ)投影距離(m)
801.74〜2.30
901.89〜2.59
1002.17〜2.88
1102.39〜3.17
1202.60〜3.45

基本的には短い距離で大画面の要求が多いと思うので、投射比0.98:1はかなり魅力的。120インチの大画面も、たった2.6mで投影できてしまいます。

自動フォーカスと台形補正を搭載しているので、場所を固定しない使い方でもストレスフリーで使えます。

Harman/Kardon製7Wスピーカーを搭載

スピーカー

内蔵スピーカーは低音の迫力はそこそこですが、中高音はクリアで心地が良い。ノイズも特に感じず、コンテンツを楽しむために十分なバランスの良い音を鳴らします。

もちろん、音にこだわりたい場合は、HDMI(eARC)やAUXの有線出力、Bluetoothによる外部スピーカー出力も可能です。

その他気になるポイントを確認

起動時間は50秒程度

Google TV搭載型としては標準的な立ち上げ速度です。コンセントを抜かない場合はスリープモードで中断可能で、数秒で再起動できます。

静音性が高い

騒音@1m
31.4dB
映画モード/明るさ10/Youtube視聴時に測定

ファンの音は距離1mの実測値で31.4dBとかなり静かでした。枕元など、本体を近くにおいても安心して使えると思います。

ゲームは低遅延で快適

条件入力遅延
(画面上中下の3点を測定)
4K60Hz
(台形補正なし)
上:1.7ms
中:8.9ms
下:16.4ms
4K/60Hz
(台形補正あり)
上:2.8ms
中:9.7ms
下:16.7ms
FHD/120Hz
(台形補正なし)
上:1.0ms
中:4.6ms
下:8.0ms
FHD/120Hz
(台形補正あり)
上:1.8ms
中:5.2ms
下:8.6ms

4K/60Hzに加えて、フルHDでは120Hzの高リフレッシュレートに対応。240Hzは非対応ですが、パソコンでFPSをする人以外にはあまり関係ないでしょう。

最も一般的な60Hzの速度は、ゲーミングモニターと遜色ないくらい早いです。

実際にゲームをプレイしましたが、気になるような遅延やカクツキはなく快適でした。

120インチでゲーム
120インチでゲーム

台形補正のONとOFFで速度がほぼ変わらないのも素晴らしいポイント。

ダクトレールによる天吊りが可能!これは激アツ

天井に穴を開けずに天吊りをする裏技として、ダクトレールを使う手法がありますが、耐荷重の制限から、今まではモバイルプロジェクターを吊るすのが精一杯でした。(レール耐荷重は5kgが一般的で、片側は2.5kgまで。金具重さも考慮すると、2kg位が安心して使えるライン)

しかし、重さ1.5kgのElfin Flip 4Kなら、金具やライトの重量などを考慮しても十分に余裕があります。賃貸などでも穴あけをせずに、天吊りで明るい4K映像を楽しめるんです。

ダクトレール天吊りの構成

回転機構も備えているので、吊るしながらの位置調整も簡単です。

本機の誕生によって、「ダクトレール天吊り可能なプロジェクター」の最高画質は大幅に更新されたと思います。

ダクトレールで天吊り投影

この設置方法が最適解になる部屋はかなり多いと思うので、ぜひ試してみてください。

\1.5mのダクトレール/

\ダクトレール用リモコン付きライト/

\ダクトレール用プロジェクター取り付け金具コンセント付き/

重量1.5kgでこの映像は革新的!高画質がより身近に

Elfin Flip 4Kを楽しむ

以上、Elfin Flip 4Kのレビューでした。

正直、サイズが小さいことが画質的にはハンデになると予測していたのですが、そんなことはありませんでした。単純に20万円位のプロジェクターの中でもトップを争える画質をしていると思います。

1.5kgでこの性能は本当にロマンの塊です。本を一冊取り出す感覚で、どこでも超高画質を投影できます。

またダクトレールを使った天吊りも可能で、賃貸でも穴あけせずに部屋を広く使うことができます。

4月23日からMakuakeで先行販売が開始されるようなので、気になる方はチェックしてみてください。

\価格別ベストプロジェクターはこちら/

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績50機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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