Akiyoという中華ブランドのプロジェクター。
通販で買える製品として、こちらはとにかく安いのですが、どのくらいちゃんと使えるのか不安になりますよね。
そこで今回は、プロジェクターオタクの筆者がAkiyoプロジェクターの映像、音、使い勝手を徹底的にレビューしていきます。
AKIYO O1プロジェクターのスペック
税込価格※:7,999 出力解像度:HD(1280×720p) 明るさ:6,500ルーメン 投影方式:LCD方式 フォーカス:手動 台形補正:垂直手動 60インチ投影距離:約180cm 100インチ投影距離:約310cm スピーカー:3W 入力:HDMI、USB、AV 出力:3.5mmAUX 重さ:約420g |
かなり価格が安い代わりに、スペックは必要最低限の機種です。
以下で実際に使っていきましょう。
AKIYO O1の本体と付属品を確認
正面から見るとこのような感じ。レンズカバーが付属します。
側面にはスピーカー口、フォーカスと台形補正つまみ。
背面には各種接続端子。
HDMI、USB、AV、AUX
上面には操作ボタン。
底面には三脚用のネジ穴と、角度調整用のネジ足。
このような感じで、角度調整が可能です。
重さは約420g。片手で持てるコンパクトサイズです。
付属品は以下の通り。この価格で、三脚が付いてくるのは嬉しい。
三脚、HDMIケーブル、リモコン、電源ケーブル、レンズ清掃キット
AKIYO O1の画質を確認
100インチの映像で、以下の4つのポイントを確認。
- 明るさ
- 色味
- 解像度
写真をタップで拡大できます
暗室なら大画面でも映像を楽しめる
とても明るい部屋
AKIYO O1
少し明るい部屋
AKIYO O1
暗室
AKIYO O1
明るい部屋では視聴しにくいので、基本的には暗室推奨。
暗室なら大画面で映像を楽しめます。
画面トーンは全体的に暗め
元画像
AKIYO O1
元画像
AKIYO O1
カラーの描き分けはしっかりできていますが、画面全体のトーンは暗めに感じました。
小さい文字も読めるが、角はクオリティが低下
HDなので文字の視認性は良好で、小さい文字まで読めます。
ただし画面角は光量低下とピントのぼけがありましたので、ここは高額機種に劣る部分かと思います。
AKIYO O1の音質をレビュー
3Wのスピーカーの音量はそこそこで、近くに置いて使うには十分です。
音は若干こもり気味ではあるものの、思ったよりも良い音で驚きました。
AKIYO O1の使用感をレビュー
起動時間は5秒
起動時間はプロジェクターの中ではかなり高速。すぐに映像を楽しめます。
ファンの音は静か
ファンの音は静かです。
無音のシーンでは若干ファン音を感じますが、映像に集中していると気にならないレベルでした。
台形補正は手動
このような感じで、手動で垂直台形補正が可能です。
補正をするとピント合わせが難しくなる印象を受けたので、基本的にはまっすぐ投影を推奨します。
ゲームの遅延は少ない
任天堂スイッチでスマブラをプレイしましたが、特に遅延を感じずプレイできました。
実際にLeo Bodnar Electronicsの「4K Lag Tester」を使ってプロジェクターの入力遅延を測定してみたところ、33msとかなり高速でした。
大画面でゲームをするとテンションが上がりますよ。
三脚を使えば天井投影も簡単
付属の三脚を使うことで天井投影が可能です。省スペースで設置できるので、枕元でも使えます。
AKIYO O1プロジェクターのメリットデメリットまとめ
あり得ないほど安い価格なので不安でしたが、テレビでは体験できない大画面をちゃんと楽しむことができました。
子供のプレゼントや、寝室でのちょっと使いなどで活躍できると思います。
しかし、映画やゲームを腰を据えて楽しむには物足りない性能なのは事実。
もう一万円ほど出せばWIMIUS P63など、OS搭載で画質も音もなかなか良い製品を買えるので、資金に余裕があればそちらの選択肢も検討してみてください。