【4K/3色レーザーのお得な入門機】N1S 4Kを徹底レビュー【2026年明るさ進化モデル-追記】

2026年6月追記】
・明るさが1100→1700ISOルーメンになってリニューアル
・進化後の実機を触った上で、写真やデータの変更と加筆をしています

新旧モデル

みなさんこんにちは、プロジェクターオタクのジェクタです。

今回はJMGOから発売されている小型の3色レーザープロジェクター、N1S 4Kをご紹介。

N1S 4Kの魅力

・4K×3色レーザーの組み合わせを20万円以下で実現
・明るく鮮やかで高精細な映像
・ジンバルシステムで、天井/壁に自由自在に映像を投影
・ステレオスピーカー、Google TV搭載のオールインワンモデル

今のハイエンドモデルは3色レーザーの4Kプロジェクターがトレンドになりつつありますが、本機はその入り口として最高の一台。映像を見ると、今のプロジェクターの進化を実感できると思います。

以下で独自の測定データを交えながら、魅力を解説していきますよ!

進化版(1700ISOルーメン)については、公式サイト上にまだ反映されておりません。最新情報につきましては、JMGO公式サイトをご確認いただくか、お問い合わせ窓口までご連絡ください。

Youtube動画でも紹介しました

\価格別ベストプロジェクターはこちら/

目次

N1S 4Kのスペック

スペック

2026年に新たにN3シリーズが発売される中、2025年モデルのN1S 4Kは明るくなってリニューアルされました。

価格は据え置きなので、4K入門機としてさらにコスパの高さに磨きがかかりました。

スクロールできます
機種名価格解像度光源明るさ
【ISOルーメン】
コントラスト比色域光学ズーム
N1S Nano92,180円フルHDLED460400:1ネイティブRec.709
127%
N1S149,380円フルHD3色レーザー8501600:1ネイティブBT.2020
area 110%
N3 SE137,280円フルHD3色レーザー170015000:1FOFOBT.2020
area 110%
N1S 4K
(進化版)
194,480円4K3色レーザー1100
1700
20000:1FOFOBT.2020
area 110%
N1S Pro 4K296,780円4K3色レーザー23501600:1ネイティブBT.2020
area 110%
N1S Ultra 4K342,980円4K3色レーザー28001600:1ネイティブBT.2020
area 110%
N1S Ultimate 4K397,980円4K3色レーザー33001600:1ネイティブBT.2020
area 110%
N3 4K226,380円4K3色レーザー180020000:1FOFOBT.2020
area 110%
N3 Ultimate499,180円4K3色レーザー580020000:1FOFOBT.2020
area 110%
現行モデル映像スペック一覧

N1S 4Kの本体と付属品を確認

本体はグレー調の落ち着いたカラーリングで、どんな部屋でも使いやすそうです。本体正面にはレンズと画像センサー、ジンバル台の下部に電源ボタンがあります。

N1S 4K正面
正面

電源ケーブルの電源差し込み口は側面にあります。ジンバルによる回転は最大127°で、壁投影だけでなく天井投影も対応します。

N1S 4K側面
側面
N1S 4K側面-2
側面-2

背面には各種接続端子。

N1S 4k背面
背面

底面には三脚用の1/4インチのネジ穴がありますが、本機はジンバル1体型なので、あまり使用する機会はないでしょう。

N1S 4Kの重さは約2.2kgで、片手で持てるくらいのサイズです。

N1S 4kを手に持つ
N1S 4kとボトル

購入時のケースは、キャリーバッグとしても使用可能。

N1S 4kのバッグ

付属品はリモコン、電源ケーブル、説明書です。

N1S 4kの付属品

N1S 4Kの映像を確認

様々な角度から、映像を徹底的に確認していきます。

  • 明るさ
  • 輝度均一性
  • 色域
  • コントラスト比
  • ピント性能
  • スペックルノイズの確認
ジェクタ

画像はタップで拡大できます

1700 ISOルーメンはかなり明るい

ライト強

ライト強

ライト弱

ライト中

暗室

暗室
明るい部屋の映像
少し明るい部屋の映像
暗室の映像

3色レーザーの映像は発色がよく視認性に優れます。写真は100インチの映像ですが、多少明るい部屋でも使えますので、昼間はカーテンを軽く閉めればOKです。

画面輝度の測定結果は以下の通り。画像モード毎にほとんど差がなかったので、代表として映画モードの値を記載しています。

ハイパワー設定では明るさがブーストされる代わりに、やや色味が変わります。

測定条件80インチ100インチ120インチ
映画モード133nit85nit59nit
ハイパワー設定ON152nit97nit68nit
※100インチは実測値で、他はそれを元にした計算値。
※画像モードでほぼ差がなかったため、映画モードの値のみ表記しています

・一般的な映画館=48nit
・DolbyCinemaのHDR上映=108nit

の画面輝度がターゲットにされています。この基準から考えても本機は100インチで映画を楽しむのに十分な明るさを持っていることがわかります。

ジェクタ

サイズからは想像できないくらい明るいです

120インチの映像

輝度ムラは少ない

N1S 4Kで白画面を投影
白画面投影の様子
N1S 4Kの輝度の分布
輝度の分布

照度計を用いて白画面9ヶ所の輝度を測定し、明るさのムラを確認。右の図が測定結果で、最も明るい場所を100とした場合の輝度分布です。

スコア
9点の平均:98
最小値:95(左下)

明るさの平均スコアは98で優秀。

画面全体の明るさは均一なので、カラーやコントラストが一貫した心地よい映像が見れます。

色域はBT.2020に対応

Q.色域とは?

プロジェクターの色域とは、表示可能な色の範囲を示す指標です。色域が広いほど鮮やかで豊かな色表現が可能になり、映像の正確性や美しさに影響を与えます。

色域には様々な規格があり、コンテンツ毎に使い分けられています。

色域の例
色域特徴
sRGB/Rec.709一般的なディスプレイ、テレビ、ウェブ標準、youtube(非HDR)、Blu-ray
DCI-P3映画、HDR映像、4K UHD Blu-ray、Youtube(HDR)
BT.2020自然界の色の99.9%を再現。実際のHDR映画はBT.2020の枠組み内にP3で格納されている場合が多く、その色域はフル活用されていないのが現状。

3色レーザー搭載のN1S 4Kは公式スペックでBT.2020,110%オーバーの圧倒的な色域の広さを誇りますが、画像モード毎に色域の幅を使い分けているようです。

以下は測定結果で、色域が広い順に並べています。

色域-ビビットモード
色域-ダイナミックモード
色域-標準モード
色域-ソフトモード
色域-オフィスモード
色域-映画モード

色域が広いほど、彩度の高い色まで表現されるようになります。

・基本的にはP3色域に沿う「標準モード」がおすすめ
・BT2020の鮮明さを楽しみたい時は「ビビッド」や「ダイナミック」
・SDRコンテンツを過不足なく楽しめる「オフィスモード」
・彩度を落とした落ち着いた映像が好きなら「映画モード」

設定を変えると映像の彩度がガラリとかわりますので、一度違いを確認しておいた方がいいと思います。私は標準が好みでした。

N1S 4Kの画像モード
画像モードで映像が結構変わる

入力映像に対し自動で色域規格を合わせてくれる機能があれば尚嬉しかったので、アップデートを期待。

コントラスト比

Q.コントラスト比とは?

最も明るい白(ホワイト)と最も暗い黒(ブラック)の輝度の比率を表します。例えば、「2000:1」のコントラスト比なら、白の明るさが黒の明るさの2000倍であることを意味します。

コントラスト比が高いほど、映像の奥行きやメリハリが増し、細かいディテールが見えやすくなります。

コントラスト比の説明
写真はイメージです

本機は暗いシーンで輝度を下げるレーザー調光が搭載され、FOFOコントラストは20000:1という立派なスペックを誇ります。

私の方ではネイティブコントラスト比が気になる人のために、レーザー調光を無効にした測定を行いました。なお、映像モードによる大きな差は見られませんでした。

映像モードネイティブコントラスト比
ビビッド2104:1
標準2107:1
ソフト2106:1
映画2110:1
オフィス2086:1
ダイナミック2108:1

10万円クラスのDLPプロジェクターでは、ネイティブコントラスト比1000:1以上出れば十分すごいです。黒が十分に深くハイライトは明るいので、メリハリのある映像を楽しむことができます。

N1S 4Kで夜景を投影
N1S 4K 100インチの映像

ピント性能はとても優れている

解像感の確認
100インチのスクリーンに小さい文字を投影

文字の輪郭は非常に滑らかで、フルHDの製品とは、明確に解像度の違いを感じます。

ジェクタ

映像は非常に滑らかで高精細

TVよりもプロジェクターの方が大画面の分、フルHDと4Kモデルの差は感じやすいです。

大画面でここまで明瞭な映像が見れるのは、本当に感動しますよ。

字幕
字幕は明瞭で読み取りやすい

スペックルノイズは対策されている

スペックルノイズはレーザー光が画面に反射した際の干渉(強め合いや弱め合い)により発生する、レーザープロジェクター特有の映像のざらつきです。

N1S シリーズは独自の光学エンジンにより、97%以上のノイズ除去に成功しているとのこと。

実際に映像を見る限りでは、確かに特段ノイズが気になることはなかったです。

N1S 4Kスペックルノイズ対策
画像はJMGO公式サイトより引用

スペックルノイズはスクリーンの種類によっても程度が変わるようなので、もし違和感を感じた場合はスクリーンとの相性を疑ってみてください。(私はゲイン1.1のホワイトスクリーンと白壁で映像を確認しました。)

※ノイズの感じ方には個人差があります。絶対ノイズが見えないことを保証はできませんので、ご了承ください。

画質の評価まとめ

Good

・輝度ムラが少ない
・圧倒的な色域の広さ
・豊富な映像モードを使い分けできる
・コントラスト比が高い
・ピント性能が高い
・スペックルノイズを感じなかった

Bad

・色域設定は自動で最適化してくれると嬉しい

小型ボディからは想像できないほどの高画質で、非常に驚かされました。

3色レーザーによるシャープで鮮明な映像は、まさに次世代の映像体験と呼ぶにふさわしい美しさです。

一度この鮮やかな映像を体験すると、他の光源には戻れなくなるほどの魅力があります。ぜひ一度、その映像美を体験してみてください。

スピーカーは想像以上のクオリティー

N1S 4Kの音質を確認

本体が小型なので、音質はどうか?と思っていましたが、想像よりも良くて驚きました。5W×2機のステレオ構成のスピーカーはDolby Audio対応で、バランスよくチューニングされている印象を受けました。

設定も充実しています。

サウンドスタイル:「標準」「音楽」「映画」「スポーツ」
ダウンミックスモード:「ステレオ」「サラウンド」

あくまで内蔵スピーカーの音には限界がありますので、更に音質を追求する場合はHDMI(ARC)やBluetoothで外部スピーカーへ音声を出力しましょう。

N1S 4Kの使い勝手を確認

起動時間は44秒

電源を入れてから、操作が可能になるまでの時間を計測したところ44秒でした。Google TV搭載型は45〜50秒程の製品が多いので、標準的な速度だと思います。

N1S 4Kはスリープモードを搭載しているので、電源を抜かなければ、2回目以降の立ち上げは数秒ほどになります。

リアルタイムの画面補正は優秀

N1S 4Kの自動画面補正機能

N1S 4Kは台形補正とフォーカスが全自動。ジンバルの動きに合わせて、映像を途切れさせることなく補正を行い、精度も申し分がありません。

また壁だけでなく、天井に向けた際にもしっかりと画面補正をしてくれるのは素晴らしいところ。

排気音は非常に静か

騒音の目安

騒音のスペックは26dB以下。

実際確認したところかなり静かで、映画を見ている間気にならないレベルの音でした。レーザーは発光効率がいいので、発熱もかなり抑えられています。

ジェクタ

従来のランプ光源の製品とは比べ物にならないくらい、音は静かでした

消費電力は低い

スペックによると消費電力は100W以下ですが、使用条件によって変わるので消費電力計で測定しました。

画像モード明るさ消費電力1時間の電気代※
映画140W1.2円
1068W2.1円
ダイナミックウルトラ明るさ85W2.6円
※1kWあたりの電気代は31円で計算。電力プランで価格が変動するのであくまで目安としてご覧ください。

50インチのテレビは消費電力が100Wを超えるものが多いので、それよりお得に使えるイメージです。

リモコンはスマートで使いやすい

N1S 4Kのリモコン

音声入力ボタンや、人気動画サービスへの直通ボタンが付いていて、使い勝手に優れます。重さ46g(電池抜き)、細身で持ちやすい点もGood。

Bluetoothでペアリングされているため、動作速度も快適で特に不満はありません。

内蔵OSは安心のGoogle TV

Google TV

GoogleTVは対応アプリ数が多く、最も安心ができる内蔵OSでしょう。YoutubeやプライムビデオやTVerなどはもちろん、デバイスの認証が必要なNetflixにもしっかりと対応しています。

対応サービスが充実しているので、Amazon Fire TV Stickなどを外付けする必要がありません。

HDMIケーブルを挿したまま、天井投影する際は注意

HDMIケーブルの干渉

外付けのゲーム機やBlu-rayプレイヤーとHDMI接続したまま天井投影しようとすると、HDMIケーブルが干渉して完全に真上への投影はできません。

L字のHDMI変換アダプターで解決できるのですが、下の写真のようにオス側の根本が長い物は回転できないので注意してください。

使えないL字アダプター
使えるL字アダプター

ゲーム性能は高い

ゲーム入力遅延測定

プロジェクターでゲームをする場合、気をつけなければいけないのが入力遅延。この値はスペックに書かれていないことが多いので、当サイトでは毎回遅延を測定しています。

以下、Leo Bodnar Electronicsの「4K Lag Tester」による測定結果です。

◾️入力遅延
【4K/60Hz測定】
低遅延モードOFF:117.4ms
低遅延モード(台形補正可):35.1ms
超低遅延モード:18.3ms

※超低遅延モードでは台形補正が不可能になる代わりに、応答速度が向上します。
※測定値は機差や測定精度のばらつきを含む可能性がありますので、ご留意ください。

60Hzで18.3msはかなり高速です。台形補正ありでも結構速度が出るのが嬉しいポイント。

20msを切ると意識しても遅延はわからないレベルになるので、ゲームはかなり快適にプレイできました。120Hzや240Hzは対応していませんが、PS5やスイッチ2など、60Hzの家庭ゲームは快適に楽しめると思います。

3色レーザー × 4Kの最強映像を簡単に楽しめる

メリット
デメリット
  • 小型で使いやすい
  • 4K3色レーザーの圧倒的な映像
  • 豊富な映像モード
  • 内蔵スピーカーの音が良い
  • Google TVで動画サービスを楽しめる
  • ゲームは低遅延
  • 色域の自動最適化機能が欲しい
  • HDMIケーブルを挿したまま天井投影不可(L字コネクタが必要)

本体は小型ですが、100インチでも十分に明るく鮮やかな映像を投影します。小型の4K機種は珍しいので、この選択肢を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。

3色レーザーの発色や質感の表現は本当にすごくて、未体験の映像を見ている感覚があります。4K UHDの映像はもちろん、旧作も鮮やかに映しますので、ぜひお気に入りの映画をN1S 4Kで見返してみてほしいです。

進化版(1700ISOルーメン)については、公式サイト上にまだ反映されておりません。最新情報につきましては、JMGO公式サイトをご確認いただくか、お問い合わせ窓口までご連絡ください。

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績50機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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