【安くて高画質】Yaber Pro V9を徹底レビュー【初心者におすすめのプロジェクター】

Yaber Pro V9

安いけど映像が綺麗なプロジェクターはないか」筆者はいつも情報を集めています。そんな中、読者の方から「格安機ながら画質が良い」と情報をいただいたプロジェクターがこのYaber Pro V9です。

Yaber Pro V9の映像

格安機ながらも720ANSIルーメンの明るさがあり、画質はフルHD。更に格安機としては珍しく、水平垂直の台形補正とフォーカスが自動で使い勝手も良さそうです。

そこで今回の記事ではハイスペックな格安プロジェクター、Yaber Pro V9を徹底的にレビューしていきます。

\YouTube動画はこちら/

目次

Yaber Pro V9のスペック

Yaber Pro V9本体
価格※:28,999円
出力解像度:フルHD(1920×1080p)
明るさ:720ANSIルーメン
光源:LED
投影方式:LCD方式
台形補正:垂直水平自動
100インチ投影距離:3.3m
スピーカー:5W×2
入力:HDMI×2、USB×2、AV
出力:オーディオ
Wifi:2.4/5GHz
Bluetooth:5.3
重さ:約1.8kg
サイズ:約25.7×9.6×19.8cm(実測値)
※2024年9月6日地点のAmazon価格(割引、クーポンを除く)

格安機のながら、明るさ720ANSIルーメンのフルHDと、映像は期待できそうなスペックです。

Yaber Pro V9の本体と付属品を確認

箱はこのような感じ。

Yaber Pro V9の箱

正面にはレンズと、画面補正用のセンサー。

Yaber Pro V9正面

背面には各種接続端子と、スピーカー口。

Yaber Pro V9背面
プロミ

HDMI端子が2個あるので、例えばゲーム機とAmazon Fire TVスティックをボタン1つで切り替えられて便利ね

側面には吸排気口と電源ケーブル差し込み口。

Yaber Pro V9側面

上面には各種の操作ボタン。

Yaber Pro V9上面

底面には三脚用のネジ穴と、角度調節用のネジ。

Yaber Pro V9背面

本体の重量は1.9kgで、据え置きプロジェクターとしては一般的なサイズです。

Yaber Pro V9とペットボトル
Yaber Pro V9を手に持つ

付属品は以下の通り。

リモコン、電源ケーブル、HDMIケーブル、AVケーブル、保証書、説明書、清掃キッド

Yaber Pro V9の付属品

さらに、持ち運びに便利なカバン付き。こちらは全面にクッションが入っているので、安心してプロジェクターを持ち運べます。

Yaber Pro V9のバッグ
Yaber Pro V9のバッグを使う

Yaber Pro V9の映像をレビュー

以下で100インチに映した映像を徹底的に確認していきます。

ジェクタ

画像はタップで拡大できます

格安機の中ではかなり明るい

とても明るい部屋

とても明るい部屋

Yaber Pro V9

Yaber Pro V9明るい部屋での映像

少し明るい部屋

少し明るい部屋

Yaber Pro V9

Yaber Pro V9少し明るい部屋での映像

暗室

暗室

Yaber Pro V9

Yaber Pro V9暗室での映像

明るさは720ANSIルーメンは、多少明るい部屋でも映像が視認できます。

カーテンを閉めれば、昼間でも鮮やかな映像を楽しめますよ。

色味ははっきりとして見やすい

元画像

色見本

Yaber Pro V9

Yaber Pro V9で映した13色のカラー

元画像

Yaber Pro V9

Yaber Pro V9で映した様々なフルーツ

デフォルト設定は濃いめのはっきりとした色合いで、鮮やかな映像を楽しめます。

また本機は輝度、コントラスト、色味、シャープネスなどを調整できるので、自分好みの絵作りも可能ですよ。

Yaber Pro V9の画質調整機能
写真モード

標準、鮮やか、柔らかい、PCモード、ユーザーカスタム

映像は解像度が高く、画面全体がきれい

Yaber Pro V9の解像度の確認

文字はドット感がなく、高精細に描けています。

画面全体の文字がはっきりと読めるので、低価格帯の中ではかなり品質の高い映像です。

Yaber Pro V9の音質をレビュー

Yaber Pro V9の音質を確認

本体は5W×2基のスピーカーを内蔵。

実際に左右のスピーカーの音を確認したところ、しっかりとステレオ出力がなされていて、モノラルサウンドより重厚な音を聴くことができます。

プロミ

この価格帯で、ステレオスピーカーは珍しい

また、本機はオーディオのカスタマイズ機能があり、周波数ごとに音の出力を調整可能。

Yaber Pro V9の音を調整
音声モード

・標準、ニュース、音楽、映画、スポーツ、ユーザーカスタム

音声モードの切り替えで、例えば音楽を聴くときに中音域(100〜1kHz)のボーカルの声を強調するなど、がらりと音の印象を変えることが可能です。

一方、音のクオリティ自体は外付けスピーカーに劣りますので、映画をいい音で楽しみたい場合はスピーカーの購入を推奨します。

Yaber Pro V9の使用感をレビュー

起動時間は30秒

Yaber Pro V9の起動時間

本体の起動時間は30秒。

これは、OS非搭載のプロジェクターとしては、若干遅い印象です。

画面調整が全自動で快適

Yaber Pro V9の自動台形補正機能
  • オートフォーカス
  • 垂直自動台形補正
  • 水平自動台形補正

これらの機能により、細かい画面調整が不要です。

この価格帯のプロジェクターで、これら3つの機能全て備えてる機種は珍しいです

プロミ

「ぽん置き」で画面調整が終わるのはありがたい

ファンの音はそこそこする

Yaber Pro V9の騒音を確認

排気ファンの音に注目してみると、そこそこ音がします。うるわいわけではないですが、映画の音でもかき消されず、意識すれば聞こえるレベルの音です。

もしかすると、ファンの音に敏感な人は気になるかもしれません。

リモコンは反応が若干悪い

Yaber Pro V9のリモコン

リモコンはしっかりと本体の方向を向けてボタンを押さないと反応してくれず、ここは少し不満に感じました。

Amazon Fire TV Stickなどの外部機器で映像を再生する場合、リモコンを使う機会はほぼありませんが、一応不満点として記載しておきます。

簡単にスマホ画面を共有できる

Yaber Pro V9のスマホミラーリング
iOS

スマホとプロジェクターを同じWiFiに接続 → プロジェクターメニュー画面の「iOSキャスト」を起動 → スマホの「画面ミラーリング」から、プロジェクターを選択 

Android

スマホとプロジェクターを同じWiFiに接続 → プロジェクターメニュー画面の「ミラキャスト」を起動 → スマホの「画面ミラーリング」から、プロジェクターを選択 

上記手順で、簡単にスマホミラーリングが可能です。YouTubeを見たり、スマホの写真や動画を大画面で視聴することができますよ。

ゲームは遅延をほぼ感じない

Yaber Pro V9でゲームをプレイ

スローモションで入力遅延を確認したところ、我が家の60HzのPCモニターと比べ0.1秒ほどの遅延がありましたので、勝敗を競うオンラインゲーマーは不満を感じるかもしれません。

しかし、この遅延は普通の人が体感できる差ではないと思うので、大抵の人は問題なくゲームを楽しめると思います。

実際筆者はスマブラをプレイしましたが、体感的には遅延を感じず、快適にプレイができました。

Yaber Pro V9のメリットとデメリット まとめ

Yaber Pro V9を楽しむ
メリット
デメリット
  • 安い
  • フルHDで画質がいい
  • 720ANSルーメンで明るい
  • 映像と音のカスタマイズが可能
  • 画面調整が全自動
  • ゲームも快適
  • OSは非搭載
  • リモコンの操作性はイマイチ
  • 排気音はそこそこ

Yaber Pro V9は映像が明るく美しいので、映画やゲームを高画質で楽しむことができます。明るさと発色の良さは、低価格帯のプロジェクターではトップクラスではないでしょうか。

格安機で映像が綺麗な製品を探している方には、かなりおすすめの製品です。

Android等のOSを搭載していないので、動画配信サービスを楽しむためにはAmazon Fire TV Stickなどのストリーミングデバイスが必要。

合わせて購入をご検討ください。

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績30機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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