【Netflix対応の格安機】METVATE MV3を徹底レビュー【お手軽なオールインワンモデル】

METVATE MV3
ジェクタ

Netflixって面白いですよね

筆者は「地面師達」を見るために、遅まきながらNetflixを契約をしました。そこから「グランメゾン東京」や「幽遊白書」に沼ハマりし、寝る前にドラマを見る生活を続けています。

今回紹介するMETVATEのMV3は、NETFLIXに対応した格安プロジェクターであり、フルHDの解像度で様々なコンテンツを楽しむことができます。

METVATE MV3でNETFLIXを起動

スピーカー内蔵かつ、スタンドもついてくるのでコスパが良く、気楽に大画面を楽しむための入門機としておすすめの一台です。

以下で徹底的にレビューをしていきますので、ぜひプロジェクター選びの参考にしてください。

目次

METVATE MV3のスペックを確認

税込価格29,888円※
投影方式LCD
光源LED
明るさ700ANSIルーメン
解像度1920×1080
(フルHD)
台形補正手動(±45°)
フォーカス電動フォーカス
スローレシオ1.34
投影距離1.22m:39インチ
1.8m:60インチ
3m:100インチ
6m:200インチ
スピーカー搭載(W数不明)
ドルビーサラウンド対応
騒音不明(実測値37dBA@1m)
端子HDMI、USB-A、イヤホンジャック
OS搭載
(Youtube、プライムビデオ、Netflixに対応)
Wifi2.4/5GHz
Bluetooth5.3
サイズ200×167×80mm
重さ1.11kg
※2025年1月20日地点のAmazon価格(クーポンや値引きを含まない)

記事執筆日地点で、クーポン込みの値引き価格は19,388円でした。

大型セール時以外も値引きしているので、大体この位の価格で買えると思います。

METVATE MV3の本体と付属品を確認

箱はこのような感じ。

METVATE MV3の箱

グレーとホワイトの2種類のカラーがあります。

【グレー】

【ホワイト】

今回はホワイトを購入。

METVATE MV3正面

全体的にシンプルなデザインで、どんな部屋にも合いそうです。

METVATE MV3上面
METVATE MV3側面

背面には電源ボタンと、各種接続端子があります。

HDMI、USB-A、イヤホンジャック

METVATE MV3背面

底面には三脚用の3/4インチのネジ穴があります。排気フィルターは底面から取り出せるので、冷却効率の低下を感じたら清掃を行うと良いでしょう。

METVATE MV3底面
METVATE MV3の排気フィルター

レンズ下部には折りたたみスタンドがあり、投影角度の調整に使えます。

METVATE MV3のスタンド

付属品は以下の通り。

電源ケーブル、リモコン、HDMIケーブル、取扱説明書、プロジェクタースタンド

METVATE MV3の付属品

結構立派なプロジェクタースタンドがついてきて、天井投影にも対応しています。同じようなスタンドを買うと2000円くらいはするので、これはありがたいです。

METVATE MV3のスタンドを使う
METVATE MV3のスタンドで天井投影

METVATE MV3の画質を確認

100インチの映像で、以下のポイントを確認。

  • 明るさ
  • 色味
  • コントラスト比
  • 解像度
  • 映像調整機能

コントラストと色域の測定には、Calibrite Display Plus HLを使い、以下のような結果を得ました。※画像設定は出荷条件、画面サイズ50インチ

METVATE MV3の色域を確認

緑の線がsRGBの色域(Windous PCにおける標準色域)で、青が製品の測定ライン。色域は若干狭めですが、価格帯的には妥当なレベルでしょう。

以下で実際の映像を確認していきます。

ジェクタ

写真をタップで拡大できます

700ANSIルーメンは格安機として十分な明るさ

とても明るい部屋

とても明るい部屋

MV3

METVATE MV3明るい部屋での映像

少し明るい部屋

少し明るい部屋

MV3

METVATE MV3少し明るい部屋での映像

暗室

暗室

MV3

METVATE MV3暗室での映像

基本は暗室推奨ですが、少し明るい部屋でもなんとか楽しめます。昼間使いたい場合は、遮光カーテンで部屋を薄暗くしましょう。

カラーの発色は価格なり

元画像

色見本

MV3

METVATE MV3で映した13色のカラー

元画像

MV3

METVATE MV3で映した様々なフルーツ

若干彩度が低めですが、映像を見ていて違和感を感じることは少なかったので、RGBのバランスは悪くないと思いました。

画面調整機能で赤と青の彩度を少し上げたほうが、更にいいバランスになると個人的に感じました。

黒はなかなか深い

METVATE MV3で映した夜景

CalibriteのDisplay Plus HLによるコントラスト比の測定結果は1174:1とけっこう優秀。

安い機種は黒い部分が灰色っぽく見える、俗にいう黒浮きが発生することがありますが、本機の黒はしっかりと深く、メリハリのある映像を楽しめました。

フルHDの解像度で、文字の読み取りも問題なし

METVATE MV3の解像度を確認

ゲームや映画の字幕の文字の読み取りには、問題はありません。

中心と比べると、角の文字は光量の低下とピンボケが少しあるものの、十分実用的な範囲かと思います。

画質は好みにカスタマイズ可能

METVATE MV3の画質調整

▪️ピクチャーモード
 →標準、ゲーム、ユーザー、映画、スポーツ、ビビット
▪️調整可能な項目
 →明るさ、コントラスト、サチュレーション、シャープネス、ノイズ軽減、色温度

一通りの項目をいじれるので、結構画面を追い込めますよ。

METVATE MV3の音質を確認

METVATE MV3の音質を確認

ドルビーサラウンドに対応のサウンドは一定以上の品質が確保されており、そのままでもコンテンツを楽しめます。

しかし格安機の内蔵スピーカーの域を出るような音質ではなく、低音に物足りなさを感じます。また、本体向かって右側にスピーカーがあるので、座る位置によって聞こえ方が結構違います。

そのまま使えなくもないですが、可能であれば外付けスピーカーを推奨します。安いBluetoothスピーカーでも、案外音質が向上しますよ。

\おすすめ格安スピーカー/

METVATE MV3の使用感を確認

起動時間がとても早い

METVATE MV3の起動時間を確認

起動時間は17秒で、これはOS内蔵プロジェクターとしては破格の速さ。Google TVやAndroid TV搭載機は、普通40秒前後かかります。

またコンセントを抜かなければ、スリープモードのような状態でシャットダウンされるため、以降の起動は3秒ほどで更に高速になります。

フォーカスと台形補正はリモコンで調整

METVATE MV3の4点台形補正

本機は自動の画面補正機能はありませんので、手動で対応します。

▪️フォーカス → リモコンの+ーボタンで電動調整
▪️台形補正 → リモコンにて4点補正

ここは自動なら嬉しかったのですが・・・

電源を切った後も設定は維持されるので、場所を固定して使うなら手間は最初だけです。

打ち込み角度0度なのは残念

打ち込み角度0度
打ち込み角度がない場合
投影高さが低い
打ち込み角度の説明
打ち込み角度がある場合
投影高さが低い
打ち込み角度

プロジェクターのレンズとスクリーンに映る映像の中心までの角度を表す

MV3は打ち込み角度が0度なので、映像を目線の高さまで上げるために高さのある台が必要です。打ち込み角度がある方が設置性が優れ、台形補正も最小限で済むので、ここは残念な部分でした。

ローテーブルだと高さが不十分な場合が多いので、プロジェクター台や、高さのあるラックの使用をおすすめします。

\耐荷重6kg/

\メタルラック/

ファンの音は少しする

騒音の目安

スペックに騒音値の記載がなかったので、実際に騒音計で測定したところ1mの距離で37dB(A)でした。

映画でも音が小さいシーンでは、ファンの音が聞こえてきますので、少し離れて座ったほうが良いと思います。

Netflix、Youtube、プライムビデオに対応

METVATE MV3の搭載OS

人気の動画サービスアプリ3種(Netflix、Youtube、プライムビデオ)が最初からインストールされています。認証の問題で非対応の場合が多いNetflixも、本機は安心して利用できます。

独自のアプリストアがありますが、見たことのない外国のアプリしかなかったので、実質的にはアプリの拡張性はありません。

私はこの3つのサービスしか使わないので問題ありませんが、Disney+などを利用したい人はAmazon Fire TVStickなどの外付けデバイスを用意する必要があります。

リモコンはアプリ直通ボタンが便利

METVATE MV3リモコン側面
METVATE MV3リモコン

リモコンは底が丸くなっているので手にフィットしやすいデザインです。実際に操作してみると、カーソルの移動速度や反応速度は特に不満のないレベルで快適でした。

Youtube、Netflix、プライムビデオの直通ボタンが便利で、ワンボタンでサービスを起動できます。

ゲームは若干遅延

ゲーム入力遅延測定

プロジェクターでゲームをする場合、気をつけなければいけないのが入力遅延。この値はスペックに書かれていないことが多いので、当サイトでは毎回遅延を測定しています。

以下、Leo Bodnar Electronicsの「4K Lag Tester」による測定結果です。

◾️入力遅延【フルHD/60Hz測定】
標準モード → 99ms
ゲームモード → 76ms

1フレーム=16.6msなので、ゲームモードでも5フレーム程度の遅延があります。

これはオンラインの対戦ゲームでは少し不利になるレベルの遅延ですが、RPGや軽めのアクションゲームなら気にならないレベルです。

スマホの画面を簡単に映せる

METVATE MV3でスマホミラーリング

メニュー画面のスクリーンアシスタントの項目から、簡単にスマホと接続できます。※接続にはスマホとプロジェクターを同一のWifiに繋げる必要があります

最近はスマホカメラの撮影品質が向上しているので、大画面で投影すると思った以上に綺麗で驚きますよ。

まとめ:Netflixを見れる稀有な格安機

メリット
デメリット
  • フルHDの美しい映像
  • 2万円を切る実勢価格
  • Netflix、Youtube、プライムビデオを楽しめるOS
  • プロジェクタースタンドが付属
  • 彩度は価格相応
  • 打ち込み角度が0度
  • フォーカスは手動調整
  • OSの拡張性が低い

内蔵OSで視聴できるコンテンツはYoutube、Netflix、プライムビデオのみですが、これ以外見ない人には結構おすすめできる製品。この価格でNetflixに対応している機種は少ないので、ここは一つのポイント。

最新の機種ということもあり、格安機ながらも画質面の進化が印象的でした。色域は価格的に限界があるものの、カラーバランスはなかなかで、映像のシャープさも感じました。

「Netflixを見たい」かつ「価格を抑えたい」という人に、本機はとてもおすすめです。 

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績30機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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