【本格映像の入門モデル】EPSON EF-61をオタクが徹底レビュー【予算10万円ならこれ】

epson-ef-61

みなさんこんにちは、プロジェクターオタクのジェクタです。

今回はEPSONが手掛ける入門グレードのフルHDプロジェクター、EF-61をレビューしていきます。

EF-61の魅力

・フルHD/700ISOルーメンの鮮やかな映像

・片手で持てるコンパクト設計

・低遅延のゲーム性能

・BOSE製スピーカー

・Google TV搭載

このEFシリーズはEPSONが手掛けるカジュアルプロジェクターです。小型サイズで簡単に設置できて、しっかりと美しい映像を楽しむ事ができます。

個人的には、10万円以下で画質重視なら、ファーストチョイスとしてお勧めしたいです。

以下で本機の魅力を紹介していきますよ

YouTubeで2026年のベストプロジェクターとしてEF-61を紹介しました

目次

EF-61のスペック

価格※104,896円
※公式価格。セール時は値引きあり。
光源3LED
方式3LCD
明るさ[ルーメン]700
解像度フルHD
投影距離80インチ=約2.13m
100インチ=約2.67m

120インチ=約3.21m
台形補正水平/垂直 自動
フォーカス自動
スピーカーSound by Bose 5W×2 デュアル・パッシブラジエーター搭載
端子HDM(ARC/eARC)、USB-A、AUX
OSGoogleTV
Bluetooth5.2
WiFiWi-Fi6
寸法[mm]190x 190x 68 mm
重さ[kg]約1.6kg

本体と付属品を確認

シンプルでかっこいいデザイン。カラーはホワイトと、スモークアイスグリーンの2色があります。

本体正面

重さは1.6kg。片手で持てるサイズ感で、置き場に困ることはありません。

本体を手に持つ
本体とボトル

底面には三脚用のネジ穴と、角度調整用のフロントフットがあります。

本体の底面

接続端子は、AUX、HDMI(eARC/ARC)、USB-Aと必要最低限です。

接続端子

付属品はACアダプターとリモコンです。リモコンは動画サービスへのショートカットボタンが便利。

ACアダプター
リモコン

EF-61の映像を確認

様々な角度から、映像を徹底的に確認していきます。

ジェクタ

画像はタップで拡大できます

700ルーメンで夜間は十分な明るさ

ライト強

ライト弱

暗室

明るい部屋の映像
少し明るい部屋の映像
暗室の映像

700ルーメンというスペックから想像していた以上に映像は明るく感じました。EPSONの3LCDは白色だけでなくカラーの輝度も高いので、そこが影響しているのかもしれません。

100インチにおける画面輝度の実測値は以下の通り。

画像モード映像優先設定
【きれい】
映像優先設定
【明るい】
標準62.5nit70.8nit
シネマ48.4nit55.3nit
ビビット53.9nit63.6nit
ナチュラル49.3nit56.3nit
※映画館の通常上映=48nit, Dolby Cinema 上映=108nit

100インチでは、映画館の映像(48nit)と同等以上の明るさで映像を楽しむ事ができます。

昼でもYouTubeの流し見くらいなら可能。そして遮光カーテンを閉めれば、映画も存分に楽しめます。

昼/カーテン開

カーテンを開けた状態の映像

昼/遮光カーテン閉

カーテンを閉めた状態の映像

輝度のムラは少ない

白画面を投影
白画面を投影
輝度の分布
輝度の分布

ここは、より低価格な単板LCD方式との大きな違いです。(単板LCDの格安機は、-30%以上のムラがある事が多い)

3LCDを採用した本機は光学系の品質が高く、画面全体の明るさのムラも少ないです。最大でも-9%に収まっており、輝度の均一性は良好でした。

色域はRec709をしっかりとカバー

Q.色域とは?

プロジェクターの色域とは、表示可能な色の範囲を示す指標です。色域が広いほど鮮やかで豊かな色表現が可能になり、映像の正確性や美しさに影響を与えます。

色域には規格があり、コンテンツ毎に使い分けられています。

メジャーな色域規格
色域の例
色域特徴
sRGB/Rec.709一般的なディスプレイ、テレビ、ウェブ標準、youtube(非HDR)、Blu-ray
DCI-P3映画、HDR映像、4K UHD Blu-ray、Youtube(HDR)
BT.2020自然界の色の99.9%を再現。実際のHDR映画はBT.2020の枠組み内にP3で格納されている場合が多く、その色域はフル活用されていないのが現状。

色域の実測値は以下の通り。画像モード毎に大きな違いがなかったので、「標準モード」の結果を代表として表示します。

色域の実測値

DCI-P3カバー率83%は素晴らしいです。高級機の場合は、色域幅をコンテンツに合わせて変動させますが、おそらく本機はソースによらず、最大幅で固定される仕様かと思います。

映像は非常に鮮やか。このエモーショナルなカラーは、EPSONの独特の味わいです。

カラーの表現

コントラスト比はそこそこ

ネイティブコントラスト比の測定結果は以下の通り。

画像モード映像優先設定
【きれい】
映像優先設定
【明るい】
標準638:1620:1
シネマ494:1565:1
ビビット571:1650:1
ナチュラル503:1576:1

コントラスト比は、ハイエンド機には見劣りします。

500:1は超えているので、入門グレードとしては可もなく不可もなくという感じ。

ダイナミックコントラストをONにすれば、シーンの明るさに応じてレーザーを調光するので、暗いシーンの黒浮きはやや改善されます。

黒の表現を確認

解像度はフルHD

解像度を確認

ピントクオリティーは良好で、テストパターンの角の文字までしっかりと読む事ができます。

画面に近づいても画素の粗さは感じにくく、フルHDモデルの中でも精細感が高いと思いました。

画面の近くで解像度を確認

BOSEのスピーカーを搭載

BOSE製内蔵スピーカー

スピーカー出力は5W×2基+デュアル・パッシブラジエーターを搭載。

音質は明瞭で、内蔵スピーカーとしては申し分ないクオリティーです。低音は重みはそこまでありませんが、パッシブラジエーターは小気味よく低音を強調してくれます。

外部スピーカーと接続したい場合は、AUX、HDMI(eARC/ARC)、Bluetoothの好きな方法で接続する事ができます。

使用感を確認

起動時間は高速

起動時間は36秒。これはGoogle TV搭載型ではかなり高速です。(通常は45秒程度)

また本機はスリープモードのような形で電源を切れるので、コンセントを抜かなければ数秒程度で再起動できます。

画面補正は自動で高速

自動台形補正、自動フォーカス、スクリーンフィット、障害物自動回避、壁色自動補正など、画面補正関係の機能が充実しています。

ジェクタ

簡単設置でストレスフリー

安心と信頼のGoogle TVを搭載

Google TV

YouTube、プライムビデオ、Netflixなどあらゆるサービスを楽しめます外付けでFire TVスティクなどのメディアを用意する必要がないので、スマートに映像を楽しむ事が可能です。

静音性は高い

騒音の目安

ファンノイズの実測値は、後方1mで32.4dB。

一般的なランププロジェクターや、格安帯の単板LCDプロジェクターは40dBを超える事が多いので、プロジェクターとしてはかなり静かな印象。無音のシーンなどではややファンは聞こえますが、その他は気になることはないでしょう。

ゲームモード搭載

入力遅延の目安

入力遅延フルHD@60Hz
ゲームモードOFF:125ms
ゲームモードON:22.2ms
※「ゲームモード」は「PCモード」をONにすることで選択可能になる

ゲーム速度は高速です。1フレーム=16.6msなので、ゲームモードでは遅延2フレーム未満に収まるイメージ。

実際にゲームをしたところ、遅延はほぼわからず、快適に遊べました。カラーが鮮やかなので、ゲーム特有のビビットな色も美しく表現できていました。

ゲームをプレイ

旧モデル(EF-21)と比べて進化しているのか?

この答えはYesです。

EF-21とEF-61の比較

スペックを見ると、レーザーが3LEDになってるし、明るさが低下しているし、あれ、前の方がすごいんじゃない?と思うかもしれませんが、映像を比較してみて確かな進化を感じました。

以下は画面輝度の測定結果。EF-21はダイナミックモードは確かに明るいのですが、他モードはEF-61とほぼ差がなかったです。

EF-61よEF-21の画面輝度の比較

私はシネマモードを好んで使うので、そこまで輝度低下の影響は感じませんでした。

また「レーザーから3LEDになって劣化したのでは?」と思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。EPSONのレーザー光源は青レーザー+蛍光体方式のため、実は3LEDの方が色域は広く、より鮮やかな色まで表現できます。

EF-61とEF-21のカラーの比較
EF-61の方がカラーの彩度は高い

赤は特に彩度が高い色まで表現できるようになっています。

その他に進化を感じたポイントはトーンマップです。雲や雪など、従来は白飛び気味だったシーンが改善され、より見やすくなっています。

EF-21とEF-61のトーンマップの比較

最大輝度の低下はやや痛いものの、進化ポイントもあり、総合的にはEF-61の方が素晴らしいと感じています。EF-21は終売に向かっていますが、安心してEF-61を選んでいいと思います。

プロジェクターの入門クラスとして「間違いない」

格安帯のプロジェクターが不安な人は、入門機としてとりあえずEF-61を選んでおけば後悔しないと思います。

700ルーメンというスペックから想像する以上にカラーは鮮やかで明るい。カーテンを閉めて部屋を薄暗くできれば、昼からの使用も全然問題ないです。

EF-61の美しい映像

このエモーショナルな色表現は、EPSONの3LCDならではの味わい。

BOSEのスピーカー、Google TV、そしてゲームモードと、オールインワンプロジェクターとして隙がない性能をしています。

10万円以下のカテゴリは、マイナーメーカーの格安機か、有名メーカーのモバイル機がほとんどなので、EF-61に匹敵する映像の製品を私はまだ見つけられていません。

画質のいい入門機を探している人や、格安機からのグレードアップを検討している人に、このEF-61は心からお勧めできる製品です。

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績50機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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