みなさんこんにちは、プロジェクターオタクのジェクタです。
Aladdin Xから発売された最新のシーリングライト一体型プロジェクター「Aladdin X3 Laser 4K」をレビューしていきます。
・3色レーザー、4K解像度で最高の映像
・スピーカーとOS内蔵で、1台でホームシアターが完成
・工事不要で簡単に取り付けられる
・配線レス設計で部屋がスッキリ
プロジェクターで問題になりがちな設置や電源の問題が、このライト一体型なら解決可能。
今までのフラグシップモデルは解像度がフルHDでしたが、満を持して4Kモデルが発売されました。

これだけの高画質が、シーリングライトを置き換えるだけで楽しめるのはかなり魅力的。
待ち望んだ人も多いモデルだと思いますので、独自データと共に魅力を紹介していきます。
スペック

設置と初期設定
本体はシーリングライトを交換する要領で取り付け可能。
説明書に細かい手順が書いてあります。

また公式のYouTubeで取り付けガイドがあるので、手順に迷うことはまずないでしょう。
私は以前、フルHDモデルを触った経験もあったので、交換作業は5分ほどで完了しました。

なお、投影距離と画面サイズの関係は下記の通りなので、事前に確認しておきましょう。

本体を取り付け後は、本体を起動し、画面の初期設定を行います。
画面設定



以上でセットアップは完了。

本体は結構ガッチリと天井に固定されるので、設置してしまえば画面位置はずれにくいです。(私の家では震度3の地震が来ても位置がずれませんでした)
ジェクタ設置後は手間がかかららず、快適に使い続けられます
またファンノイズは32dB@1m(スペック値)と非常に静か。
ライト一体型のプロジェクターは、視聴者と本体の距離が離れるので、排気音が気になりにくいのも素晴らしい点です。音が出てるシーンでは気にならず、無音のシーンなら少しわかるという感じ。
レーザー光源は発光効率が高く、排熱もほとんど気になりませんでした。
画質を確認
様々な角度から、映像を徹底的に確認していきます。
1600ANSIルーメンで多少明るい部屋でも使える
下位モデルは700〜900ANSIルーメンなので、従来の倍近い明るさがあります。
画面輝度の測定結果は以下の通り。

映画館=48nitの明るさがターゲットになっているので、100インチ視聴でも十分な明るさを持っていることがわかります。
プロミリビングで使いたいんだけど、昼でも映像は見えるの?
本機については、このような疑問を持つ人も多いでしょう。
そこで実際の明るさをイメージしやすいように、下記の条件で日中の映像の見え方を確認してみました。
★視認性テスト
・5:00〜18:00
(1時間毎に撮影)
・①カーテン開と②カーテン閉の2条件
・撮影日は晴天・7月中旬
・壁投影80インチ
視認性の評価は下記四段階
S:没入感高く映画を楽しめる
A:映画を十分楽しめる
B:没入感は低いが映像は見える
C:映像が見にくい
条件①カーテン開

条件②カーテン閉

撮影時の部屋の照度と、視認性の評価の関係は下記の通り。

本機は結構明るいので、カーテンを閉めれば十分映像を楽しめます。
映画を楽しむなら部屋の照度は50lx以下、最高画質を引き出すなら10lx以下が望ましいと感じました。
もし昼から最高画質で映像を楽しみたい場合は、遮光カーテンを使うと間違いがないです。

ネイティブコントラスト比

ネイティブコントラスト比は約1400:1。
従来のフルHDモデルは500:1程度でしたが、3色レーザーの採用、DMDの大型化により大幅にレベルが向上しています。

従来よりハイライトは明るく、黒は締まって感じるので、映像の臨場感はかなり高いです。
設定で「黒強調ON」にすると、シーンに応じたレーザーの出力制御を行い、暗いシーンの黒を更に沈めることができます。しかし、シーンによっては色の若干のズレとポンピングを感じたので、この機能は好みに応じて使うと良いと思います。
4Kの映像は高精細

フルHDモデルとの一番わかりやすい違いが解像度。
4Kモデルは映像が滑らかでドットを感じにくいので、映像がよりリアルに感じます。

3色レーザー光源でカラーが鮮やか

3色レーザー搭載で色の表現力が高いのもポイント。
一般的なRec.709色域に加えて、DCI-P3やBT.2020をカバーできる光源は3色レーザーだけ。
LED光源の製品と比べると、彩度の違いは明確にわかります。

画質は完全にハイエンド機

スペックから予想していた通り、映像のクオリティは市場の高級モデルと比べても遜色ありません。
初めてプロジェクターを購入する方はもちろん、下位モデルからの買い替えを検討している方でも、画質の違いをはっきり実感できるほど、映像の完成度は高いと感じました。
Harman/Kardon製スピーカー搭載

スピーカー出力は8W×2基。
低音はそこそこですが、中音がはっきりとしていてまとまりのいい音を鳴らします。
聞こえ方は「天から降り注ぐ」という感じで、他の製品とは違う独特の聞き応え。

部屋の中心から全体に音が響くので、映画の視聴はもちろん、BGMを流したり、ミュージックビデオをみんなで楽しむ用途にも向いているとおもいました。
有線の接続端子はないため、外部スピーカーを使いたい場合はBluetoothでの出力が基本になります。
ゲームはやや遅延がある
本機は有線の接続端子がないため、ゲームはAladdinX Connector2経由で、HDMの無線I接続を行うことでプレイが可能です。
遅延のスペックは100ms。
1フレーム=16.6msなので、これは約6フレームの遅延に相当します。
実際にSwitch2と繋いでプレイをしたところ、若干の遅延は感じました。
ただ、「無線接続」と聞いて想像していたよりは、自由に動かせます。

シビアな操作を求められるタイトルには向きませんが、カジュアルなゲームであれば十分楽しめるでしょう。
Aladdin OSで様々なアプリを楽しめる

スイカゲーム、壁時計、世界の絵本など子どもと遊べる独自のアプリに加えて、Aladdin Xがセレクトした動画配信サービスを楽しむことができます。
Aladdin OSでは本体の起動がとても高速なのも好印象。(スリープモードからは数秒で復帰できます。)
記事執筆時点(7/26)で搭載が確認できたアプリは下記の通り。※対応アプリは変更される可能性があります
なお、非対応アプリを楽しみたい場合は、Aladdin X Connector2経由でFireTV Stickなどのストリーミングデバイスを無線でHDMI接続する方法があります。

この場合、フルHDは60Hz、4Kは30Hzに制限されるので、機器の対応周波数を事前に確認しておきましょう。
シーリングライトは14畳対応
ライトは大きな部屋でも使える実用的な能力を持ちます。
明るさは5500lm。
私の7畳の部屋では、最大設定では眩しいくらいの光量でした。

明るさ100段階×色合い100段階の計1万通り。お気に入りの設定を4つまで登録して、リモコンで呼び出しが可能です。

下位モデルとの違いは主に3点
下位モデルのAladdin X3との違いをまとめておきます。
①画面サイズ
4Kモデルは同じ距離で投影できるインチ数は4Kモデルは14%大きい。
また面積比では約30%の違いがあります。

②画質
・明るさ(700 vs 1600ANSI)
・解像度(FullHD vs 4K)
・コントラスト比(約500:1 vs 約1400:1)
・色域(Rec709.対応 vs BT.2020対応)
と、かなりの実力差があります。
フルHDモデルでも大画面の感動は味わえますが、4Kモデルは映像がより明るくリアリティーが高いです。

③ライト性能
Aladdin X3 → 3800lmの8畳対応
Aladdin X3 Laser 4K → 5500lmの14畳対応
広い部屋で使う場合は、「ライトの光量が足りるか」という点も選択基準になるでしょう。
ライト一体型の到達点!簡単に高画質を楽しめる
ついに発売された4Kモデルは、期待通りの高画質でした。
賃貸でも工事不要で設置可能。スピーカーとOS内蔵で、すぐに自宅を映画館にできるお手軽さは本機ならではの魅力です。

下位モデルとは、画質の差がかなりあるので、予算があれば4Kモデルを選んだ方が満足度は高いでしょう。これまでフルHDモデルを使っていた人も、買い替えの価値があると思います。
弱点としては、ゲームの遅延、ライト位置から製品を動かせないことが挙げられます。この点が問題ないかは、事前にご検討ください。
簡単に高画質を楽しめる素晴らしい製品なので、ぜひ購入を検討してみてください。

