【格安ハイスペック機】Etoe D2 Proを徹底レビュー【Android TV搭載HDR10対応】

映像と音がきれいで、Android TVを搭載した、安いプロジェクター。そんな理想的なプロジェクターがあれば、知りたいですよね。

プロジェクターオタクの筆者は、日々情報を集める中で気になる機種を見つけました。

ジェクタ

それが、ETOEの D2Proです

EOTOE D2Pro

フルHDHDR対応の映像
・3W×2のステレオサウンド
・最新のAndroid TV11.0搭載
・Amazonの実勢価格は2万円台

記載されているスペックに対して、価格が相当安い・・・・。

もちろん映像や音の良し悪しは実際に体感するまで分からないので、今回は実機を徹底的にレビューしていきますよ。

目次

ETOEとは

中国深圳
プロミ

あまり聞いたことのないメーカーね・・・
どんなメーカなのかしら?

ジェクタ

概要を調べてまとめました

ETOEとは
  • 中国深圳のプロジェクターメーカー
  • Android TVを搭載した世界初のプロジェクターを開発
  • 主に5万円以下の低価格帯のプロジェクターを製造
  • 日本語の公式サイトがあり、問い合わせ等のサポートが充実

公式HPの情報をもとに執筆

Android TV搭載型のプロジェクターを発売した世界初のメーカーなので、技術力は高そうです。商品のラインナップを見ると、お手頃だけどスペックが高い商品を多く扱っていました。

12ヶ月の製品保証があり、公式HPから日本語で問い合わせも可能で、カスタマーサポートが充実しています。

ETOE D2 Proのスペック

ETOE D2 Pro
税込価格:33,999円
出力解像度:フルHD(1920×1080p)
明るさ:400ANSIルーメン
投影方式:LCD方式
台形補正:水平垂直手動45°
100インチ投影距離:270cm
本体角度調整:最大30°
スピーカー:3W×2 ステレオ
HDR10:対応
入力:DC、HDMI、USB
出力:3.5mmAUX
OS:Android TV 10.0
Wifi:2.4/5GHz
Bluetooth:5.1
重さ:約1.3kg
サイズ:18.1×16.8×19.8cm
※価格はAmazonを参照

Amazonではクーポンなどで値引きされていることが多く、実際は28,000円位で買えるイメージです。

低価格帯のプロジェクターでは珍しく、映像はHDR10対応。さらにステレオスピーカー搭載と、上位機種顔負けの機能を搭載しています。

D2 Pro本体と付属品を確認

箱はこのような感じ。

ETOE D2 Proの箱

本体正面には、レンズと排熱口、ETOEロゴ。

ETOE D2 Pro正面

両側面にはスピーカー口があります。

ETOE D2 Pro側面

上面には電源ボタンと、フォーカスつまみ、革製の持ち手がついてます。

ETOE D2 Pro上面

背面には各種配線端子と吸気口。

ETOE D2 Pro背面

底面には、三脚用のネジ穴と滑りとめのゴム。

ETOE D2 Pro底面

サイズ感をイメージできるようにペットボトルと並べました。重さは1.3kgと軽めです。

ETOE D2 Proとペットボトル

付属品はこのような感じ。

電源アダプター、リモコン、取扱説明書、保証書

ETOE D2 Proの付属品

保証はかなり手厚いですね。

ETOE D2 Proの補償内容

実際の映像

スクリーンに100インチのサイズの映像を投影してみました。ぜひ画質と音質を確認してみてください。

100インチの大画面でも画質が綺麗で、音も映像に負けないクオリティがありました。Android TV搭載なので、電源をつけるだけで、映画館がそこに誕生しますよ。

D2 Proの画質をレビュー

以下、100インチの映像を細部まで確認していきます。

ジェクタ

写真をタップで拡大できます

明るさはそこそこ

とても明るい部屋

シーリングライトの明るさ最大

D2 Proの映像

少し明るい部屋

シーリングライトの明るさ暗め

D2 Proの映像

暗室

暗室

D2 Proの映像

400ANSIルーメンの明るさは、ライトを少しつけても映像が楽しめるレベルです。カーテンを閉めれば、昼間でも問題ないです。

色表現は鮮やかで、HDR10対応

元画像

13色のカラー

D2 Pro

元画像

様々なフルーツ

D2 Pro

元画像と比べると、ほんの少し青っぽい色合いに感じました。色自体は鮮やかで、フルーツの映像ではみずみずしさを表現できています。

またD2 ProはHDR10に対応。

写真を見て分かるように、HDR対応機は「白」や「黒」がベタ塗りでなく、微妙な明暗の表現ができます。夜景や暗いシーンなどの映像も、視認性が高く美しいんです。

ジェクタ

この価格帯でHDR10対応は珍しい

画面端は若干光量が低下

フルHDなので小さい文字もしっかり読むことができます。

1文字を拡大してみると、画面角の文字は光量が落ち、ピントもぼやけ気味でした。ここは、高額機種との差を感じる部分です。

ジェクタ

全体的には2万円台とは思えぬ高画質でした

D2 Proの音質をレビュー

D2 Proは格安機の中では珍しく、ステレオスピーカーを搭載しています。

低音の迫力が物足りないものの、音はクリアでステレオならではの厚みを感じました。

部屋をスッキリさせたい場合は、本体のスピーカーでも映画やゲームを十分楽しめるレベルです。

D2 Proの使用感をレビュー

起動時間は45秒

起動時間はOS内蔵プロジェクターとしては、標準的な時間。手動でピントと台形補正を合わせればセッティング完了です。

排気ファンの音は静か

ファンの静音性は非常に高く、映画を見ている間全く気になりませんでした。

音に敏感な人でも、許容できるレベルだと思います。

リモコンの操作性は良い

リモコンの操作速度は高速で、ストレスは感じませんでした。

格安機ですが、Netflix、Prime Videoの直通ボタンがあります。さらに音声アシスタント機能に対応しており、Youtubeなどの検索を高速で行えます。

Android TV10.0搭載で動画サービスを楽しめる

YoutubeやNetflix、Amazon Prime Videoなどのサービスを簡単に利用できます。

動作もなかなか早いので、ストレスなく映像を楽しめますよ

ゲームは快適

ETOEのD2Proはゲームモードを搭載しています。

任天堂switchとプロジェクターを繋いでゲームをプレイしましたが、体感的には遅延を感じませんでした。

応答速度の検証として、スマブラでボタンの入力から技が発動するまでのスロー映像を60HzのPCモニターと比較。PCモニターと比較した際の遅延は、0.15秒以下でした。
※スロー映像を目視で確認した結果なので、数字は参考までに

勝ち負けにこだわるオンライン対戦ゲームのようなものでなければ、アクションゲームも問題なくプレイできます。

台または三脚が必要

D2 Proは打ち込み角度が0度です。

プロジェクターの打ち込み角度

そのため床置きだと、画面下が切れてしまいます。

台か三脚で高い位置から投影しましょう。

スマホミラーリングは簡単

iPhone、Android共に家のWifiに接続することで、スマホ画面を映すことができます。スマホの動画や写真を家族やと友達と大画面で共有したり、スマホゲームも楽しめますよ。

iOS は、Air Screenというアプリをダウンロードする必要がありますが操作は簡単でした。

ETOE D2 Proのレビュー まとめ

良い点
悪い点
  • 実勢価格2万円台
  • フルHD、HDRで映像がきれい
  • 立体感を感じるステレオサウンド
  • Android TV搭載で動画を楽しめる
  • 30日返品保証、本体保証1年
  • 画面調整は手動
  • 三脚または台が必要

フルHDでHDR対応、Android TV搭載、ステレオサウンドのプロジェクター・・・・・

この性能で2万円台はなかなかすごいです。

検証の結果、画面端のピントが少し合わないことが気になりましたが、普通に使っていれば気になるレベルではないでしょう。

OS内蔵、音よし、映像よしで、お手軽に部屋をホームシアターに変えられるのが魅力

格安機の進化を感じる1台でした。

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績30機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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