【格安の天井投影機はこれがベスト】Wanbo Cube2 Proを徹底レビュー

Cube2 Pro

みなさんこんにちは、プロジェクターオタクのジェクタです。

最近YouTubeの視聴者の方から、「天井投影のための格安機はどれがおすすめですか」とよく質問を受けます。Amazonで人気の1万円の格安機は画質が微妙なのでおすすめしにくいし、かといって有名メーカーの製品は5万円以上するので、今まで明確な回答ができませんでした。

しかし、今回その回答となるちょうどいい天井投影プロジェクターに出会えました。それがWanboのCube2 Proです。

CUBE 2 Proの魅力

・フルHD/500ANSIルーメンと、入門機として十分な性能
・片手で持てる小型サイズで、独自性のあるデザイン
・自動画面補機能
・Android TV11.0搭載
・ゲームも快適

Wanboの製品は使いやすいユーザー目線の機能とおしゃれなデザインで、格安帯の中でも満足度が高い印象。個人的には5万円以下の天井投影機の中でとてもおすすめできる商品です

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目次

Wanbo CUBE 2 PROのスペック

スペック
価格※35,999円
※参考価格。セール状況で変動します。
光源LED
方式LCD
明るさ[ANSIルーメン]500
コントラスト比2500:1
解像度フルHD
投影距離投写比1.25
40インチ:1.2m

70インチ:2.0m
100インチ:2.8m
130インチ:3.5m
台形補正自動
フォーカス自動
スピーカー搭載
騒音28db@1m
端子HDMI、USB、AUX
OSAndroid TV 11.0
Bluetooth5.0
WiFi2.4G/5G
寸法[mm]113×111×212mm
重さ[kg]1.5kg
製品スペック

本体と付属品を確認

外箱

Wanboのプロジェクターは格安帯では珍しくデザイン性が高い。本機はカラーバリュエーションがありますが、今回は白を選択しました。

正面
正面

台座一体型の本体は最大230°回転し、壁投影も天井投影に両対応。回転は無段階で、思い通りの位置に簡単に止められます。

角度調整機能
壁投影/天井投影

背面には接続端子と電源ボタン、排気口があります。接続端子はHDMI、USB-Aとイヤホンジャックという必要十分な構成。

背面
接続端子

本体を上に向けたときにHDMIケーブルが干渉しないよう設計されています。

HDMI接続
ケーブルは天井投影でも干渉しない

本体の重さは1.4kg。片手で持てるコンパクトサイズで設置も移動も簡単です。

手に持つ
片手で持てる
ボトルとサイズ比較
ボトルと同じくらいの高さ

キューブ方で省スペースに設置できるので、枕元でも簡単に使えます。デザインが良いので置きっぱなしでも部屋のインテリアによく馴染みます。

ベッドサイドに置く

付属品は以下の通り。電源ケーブルはACアダプターの箱がないタイプのため、取り回しに優れます。

付属品

起動と画面補正はストレスフリー

起動時間は約50秒で、AndroidTV搭載型としては標準的。起動に合わせて、フォーカスも自動で行ってくれます。

個人的には台形補正なしのまっすぐ投影を推奨していますが、斜めから投影する場合は高速で自動台形補正とフォーカスが動作するため、設置は非常に簡単。

自動台形補正

映像を確認

暗室では十分の明るさ

ライト強

ライト弱

暗室

明るい部屋の映像
少し明るい部屋の映像
暗室

明るさは500ANSIルーメン。昼間の明るい部屋は厳しいですが、カーテンを閉めて少し薄暗い部屋なら十分使えるスペックです。

デフォルト設定で白画面の明るさを測ったところ、下記の結果になりました。

画面輝度
100インチ= 33nit
80インチ = 51.6nit

映画館の通常上映の基準は48nitです80インチではそれを超えているので、十分な明るさを感じます。100インチは少し暗いですが、実用範囲だと思います。

本機は天井投影目的で購入する人も多いと思いますので、実際に天井に投影してみました。寝る前は映像が明るすぎない方が良いので、床置きで使うとちょうどいいと思います。

ベッドサイドに置いて天井投影
ベッド棚から天井投影
床置きで天井投影
床置きで天井投影

画面輝度の均一性は下記の通り。

白画面
白画面
輝度の分布
輝度の分布

多少のムラがありますが、平均輝度75%は価格帯で標準的な値です。

フルHDの高解像度がしっかりと楽しめる

画面にとても小さい文字を投影して、ピント性能と解像度をテストします。

測定方法
解像度のテストパターン
100インチ画面
中央+4隅でテスト
解像度の評価方法
潰れて読めない文字があればアウト

・レベル1〜10のどのサイズの文字まで潰れずに読めるかを目視で判定。

・解像度により、読み取れる文字サイズの限界があります。
 フルHD → 「6」が限界
 4K → 「4」が限界

以下は測定結果です。

画面中央

解像度テストー画面中央

画面右上

解像度テストー画面右上

スコア(何番まで読み取れるか)

左上左下中央右上右下
98898
数字が小さい方が良好
本機はフルHDなので、理論上の限界はスコアは「7」

少し厳しい目で見ると、画面の上側の方が中央と比べるとピントが甘いという結果になりました。平均スコアは8.4で、しっかりとフルHDの解像感を楽しめる映像です。本テストはかなり小さい文字で行っていますので、普通の映画字幕やテロップが読めずに困ることはまずないでしょう。

おすすめの映像設定

標準設定は若干映像が淡い印象を受けたので、基準動画を使い調整を行いました。調整方法はこちらの記事を参考にしてください。

黒を強調するために明るさを下げ、白が飛びばないようにコントラストを調整。それに伴うカラーバランス調整のために飽和とHueとをいじっています。また、シャープネスは下げた方が、映像がマイルドになり好みでした。

おすすめのカスタム設定値

・明るさ:50→43
・コントラスト:50→56
・飽和:50→59
・Hue:50→45
・シャープネス:50→20

カスタム調整前後の映像についてCalman Studioで測定を行いました。

項目標準設定カスタム調整後
Rec.709カバー率
66.8%

64.8%
ネイティブコントラスト比369:1509:1
ΔE2000@Rec.709
(小さい方が色が正確)
9.939.95
画面輝度@100インチ33nit30.7nit
画面輝度@80インチ51.6nit47.9nit

なお、映像のざっくりとした評価は下記の通り。本機は格安機の中でも小型ですが、大型の機種にも引けを取らないバランスの取れた映像をしていると思います。

色域 → 価格帯で標準的
ネイティブコントラスト比 → 価格帯で標準的
ΔE → 価格帯では優秀
画面輝度 → 暗室では問題なし

下の写真のようにカスタム調整後は画面全体の色が締まり、特に黒いタイヤと赤いボディーが際立っています。なかなかうまく調整ができたと思います。

標準設定とカスタム調整後の画質比較
カスタム後は、黒の沈みと発色が良い

調整後の映像では価格以上の価値を感じられました。同じ台座一体型でも、Amazonで売られている1万円程度の機種とはかなり実力差を感じたので、参考に比較画像を載せておきます。

Amazon1万円の機種と比較

1万円の機種は明るさと彩度が低く、ピントもボケ気味のため少し眠たい画面に感じます。私たちは日頃からスマホやテレビの綺麗な映像に慣れているので、低画質の映像に結構敏感になっています。個人的には1万円の機種は「安い」というメリットはあるのもの、最低限超えてほしいハードルに達していない印象。

その点、Cube2 Proは映像がしっかりしているので、こちらを購入した方が価格を加味した上でもトータルの満足度は高いと思います。

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映像以外の性能を確認

音質を確認

Cube2 Proの音質を確認

スピーカーは本体側面部にあり、壁投影時は下を向くような位置です。音質については、低音の迫力はそこそこですが、音割れや籠りはあまり感じず実用的なレベルにあると思います。オーディオモードはプリセットで「標準」「音楽」「映画」がありますが、常時「標準」設定で問題ないと思います。

イヤホンジャック、Bluetooth接続に対応しているので、音にこだわる場合は外付けスピーカーを用意しましょう。

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OSはAndroidTV11を搭載

AndroidTV11

OSはAndroidTV11を搭載。Netflix、YouTube、プライムビデオなど、お馴染みのサービスを楽しむことができます。起動直後は少し反応が鈍いこともありましたが、その後は普通に操作できました。

ゲーム性能

入力遅延の目安
測定周波数画像モード入力遅延
1080P60Hz標準46ms

入力遅延の実測値は39msで、1フレーム(=16.6ms)を争うようなゲームでなれば問題ないと思います。試しに私は子供とマリオを遊びましたが、アクションの遅延を特に感じずに快適にプレイができました

なお、設定項目に「ゲームモード」の項目がありますが、ON/OFFで速度は変わらなかったのでこれはどちらでも良いと思います。

スマホ画面のミラーリングも可能

Android端末 → スマホの「画面ミラーリング」アイコンからプロジェクターを選択
iOS端末 → 「Air Play」または「Cast」専用アプリをプロジェクターのアプリストアでダウンロード

スマホで撮った写真や動画を大画面で見ると楽しいです。最近のスマホはカメラ性能が高いので、思った以上に高精細で驚きますよ。

静音性/消費電力

設定消費電力騒音@1m
標準58W33db

消費電力は58Wと控えめなため、電気代は特に気にする必要がないでしょう。

騒音については、〇〇@1mということで、本体サイズが小さいこともあり小さめでした。若干ファンの音は聞こえますので、気になる場合は少し離れて座りましょう。

お手頃価格で天井投影したい人に最もおすすめ

以上、Cube2 Proのレビューでした。

個人的に、価格重視で天井と投影機を探している人に最もおすすめしたい一台。1万円の機種より数段美しい映像で、デザインも部屋によく馴染みます。シームレスな画面補正で、壁と天井を簡単に切り替えられるのも魅力。ゲーム性能も実用的です。

デザイン、映像、使いやすさ3拍子のバランスがよい機種です。「価格重視」で天井投影機を選ぶ場合、もっともおすすめできる製品です。

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績50機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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