低価格帯で、映像がきれいなプロジェクターを探している方におすすめしたいのが、Wanboの T2 Maxという製品。
- フルHDの高画質
- 3W×2スピーカー内蔵
- Android OS搭載
- 定価29980円
(セール時は割引あり)
画質も音質も高クオリティで、電源を繋ぐだけでそこに映画館が誕生しますよ
今回、メーカー様より製品をご提供いただいたので、徹底的にレビューしていきます。
使ってみて感じたメリットに加えてデメリットもしっかりお伝えしますので、ぜひプロジェクター選びの参考にしてください。
Wanbo T2 Maxのスペック
税込価格※:29,980円 出力解像度:フルHD(1920×1080p) 明るさ:350ANSIルーメン 投影方式:LCD方式 フォーカス:オート 台形補正:4点台形補正(水平±30°)/垂直(オート・マニュアル) ズーム:75%〜100% スピーカー:3W×2 ステレオ 入力:DC、HDMI、USB 出力:3.5mmAUX OS:Android 9.0 RAM:1GB ROM:16GB 動作音:32dB以下 Wifi:2.4/5GHz Bluetooth:4.2 重さ:約1.1kg サイズ:113×146×156.5 mm |
画質はフルHDで、ステレオスピーカー、Android OS搭載と、格安機としてはかなり良いスペック。Amazonでの価格は29,980円ですが、キャンペーン時は値引きされることがあります。
T2 Max本体と付属品を確認
箱はこのような感じ。
本体正面には、レンズと排熱口、Wanboロゴ。
側面にボタン等はなし。
筆者はこの美しい側面のルックがとても好きです。
背面にはDC、USB、HDMI、イヤホンの各種端子と、スピーカー口。
上面には電源スイッチ。
裏面には三脚用のネジ穴と、滑りとめのゴム。
重さは1.1kgで、片手で持てるサイズ感です。
付属品はこのような感じで、とてもシンプルです。
リモコン、電源アダプター、取扱説明書
実際の映像
スクリーンに100インチのサイズの映像を投影してみました。ぜひ画質と音質を確認してみてください。
フルHDの映像はとても美しいわね
T2 Maxの画質をレビュー
100インチで投影した映像を細部まで確認していきます。
写真はタップで拡大できます
映像の明るさを確認
とても明るい部屋
T2 Maxの映像
少し明るい部屋
T2 Maxの映像
暗室
T2 Maxの映像
350ANSIルーメンの明るさの映像は、ライトを少しつけても視認できます。直射日光の差すような明るい部屋は厳しいですが、昼間でもカーテンを閉めれば映像を楽しめますよ。
色味を確認
元画像
T2 Max
元画像
T2 Max
デフォルト設定の映像は、元画像と比べて鮮やかさに欠ける印象。
私は色がはっきりしてる方が好みなので画像調整をしたところ、彩度とシャープネスを上げると原色に近い見え方になりました。
このように自分の好みに映像を調整できるのは、とてもありがたいですね。
解像度を確認
フルHDの映像は解像度が高く、小さい文字を拡大してもドット感を感じませんでした。きれいに投影するのが難しい画面角まで、しっかりと読み取ることができます。
T2 Maxの音質をレビュー
T2 Maxはこの価格帯では珍しく、ステレオスピーカーを内蔵しています。低音の迫力は物足りないものの、3W×2のスピーカーの音質はクリアで、十分に映画や音楽を楽しめます。
筆者が驚いたのが音量の大きさで、6畳の部屋ではMax100のボリュームのうち10程度で十分過ぎる程の大音量。最大ボリュームは怖くて試せませんでしたが、広いリビングでも十分な音量を鳴らせるはずです。
また本機はイコライザーにより周波数毎の音の出力を調整可能。例えば音楽を聴く時に中音域の音を上げ、ボーカルの声を強調するなど、面白い使い方ができます。
低音(100KHz以下)
→操作不可
中音(100〜1KHz)
→120Hz、500Hz
高音(1KHz以上)
→1.5KHz、5KHz、10KHz
T2 Maxの使用感をレビュー
起動時間は38秒
40秒を切る起動時間は、OS内蔵プロジェクターとしては高速です。このくらいの速さなら、起動時にストレスは感じません。
フォーカスと垂直台形補正は自動
自動の画面調整は、ピント合わせが苦手な筆者にはとても嬉しい機能。
スクリーン正面にプロジェクターが置けない場合は、リモコンにより4点の台形補正を行いますが、こちらも操作は簡単でした。
排気ファンの音は静か
ファンの音は32dB以下で、映画を見ている間全く気になりませんでした。
これは鉛筆の筆記音位の音なので、音に敏感な人でも許容できるレベルだと思います。
リモコンの操作性は良い
リモコンはサクサク動くので、ストレスは感じません。
動画を見ながらでも、画質調整や音質調整ができるのは便利だと思いました。
Android OSで動画サービスを楽しめる
最初からYouTubeとネットフリックスはインストールされてますが、他のサービスは専用のアプリストアかGoogle Play Storeでダウンロードします。
試しにAmazon Prime Videoをダウンロードしてたところ、ちゃんと動作することが確認できました。しかし、早送りや巻き戻しなどの一部の操作は、リモコンをマウスモードにしないと反応せず、使いにくく感じました。今後操作性が改善されると嬉しいです。
アプリストアにはAbema/ U-NEXT/ TVer等お馴染みのサービスもありましたよ。
ゲームモードは遅延が少ない
Wanbo T2 Maxはゲームモードを搭載。ゲーミング性能の確認のため、Leo Bodnar Electronicsの「4K Lag Tester」を使ってプロジェクターの入力遅延を測定してみました。
フルHD/60Hz条件
通常モード:176.3ms
ゲームモード:55ms
ライトゲーマーの私は、ゲームモードでは全く遅延を感じずにスマブラをプレイできました。
台または三脚が必要
T2 Maxは打ち込み角度が0度です。
そのため床置きだと、画面下が切れてしまうんです。
映像を楽しむためには、台か三脚が必要になります。
床置きでも映像が楽しめるよう、本体の角度調整機能があれば嬉しかったです
スマホミラーリングに対応
iPhone、Androidスマホの動画や写真を家族や友達と大画面で共有したり、スマホゲームを楽しむことができます。
・iPhone → EShareserver
・Android → Miracast
スマホをWifiに接続し、上記のプロジェクター内蔵のアプリを立ち上げるだけで、ミラーリングが簡単にできますよ。
Wanbo T2 Maxレビュー まとめ
筆者が見てきたプロジェクターの中で、コスパはトップクラス。お手頃価格でプロジェクターを探している人には、とてもおすすめの製品です。
ホームシアターに必要な機能が全て入っており、電源をつけるだけでそこに映画館が誕生しますよ。