【フルHDだけどコンパクト】XGIMI Elfinを徹底レビュー【迷ったらこのプロジェクターでOK】

机の上に置いたElfin

動画配信サービスの普及で、自宅で映画を楽しむ人が増えました。

映像は「体験」の娯楽なので、世界観の広がりや迫力を感じられるプロジェクターの大画面なら、コンテンツの魅力を最大限に味わうことができます。

そこでおすすめしたい、美しい映像を楽しめるプロジェクターがXGIMIのElfinです。

Elfinで部屋の壁に映像を映す
XGIMI Elfinのポイント
  • フルHD/HDR/X-VUE2.0の美しい映像
  • Harman/Kardonスピーカーの高音質
  • Android TV搭載
  • 重さ0.9kgのスリムボディ

ボディはコンパクトですが映像は本格的で、映画やゲームのエンタメ性をワンランク上に押し上げてくれます。

ほぼ週1ペースでレビューをする筆者から見ても、かなり完成度の高い機種です。

目次

XGIMI Elfinのスペック

XGIMI Elfin
税込価格※85,200円 59,640円
光源LED
投影方式DLP方式
明るさ[ISOルーメン]600
解像度1920×1080
(フルHD)
HDR10対応
100インチ投影距離2.66m
台形補正水平/垂直自動
フォーカス自動
スピーカー3W×2
端子HDMI
USB-A
DC
3.5mmAUX
OSAndroid TV 10.0
Wifi2.4/5GHz
Bluetooth5.0
寸法[cm]19.2×19.4×4.8
重さ[kg]0.9
※2024年9月7日地点の公式サイト価格

XGIMI Elfinの本体と付属品

箱はこのような感じ。

Elfinの箱

正面にはレンズ、スピーカー、画面調整用のセンサー。

Elfin正面

背面には電源ボタン、各種端子と排熱口。

Elfin背面

重さは900gで、片手で持てる薄型です。

Elfinを手に持つ

デザインがシンプルで美しいです。

Elfin上面

底面には三脚用のネジ穴があります。

Elfin底面

電源アダプター、リモコン、説明書が付属します。リモコンに必要な単4電池2本は同梱されないので、用意しておきましょう。

Elfinの付属品

実際の映像と音

100インチのスクリーンで、実際の映像と音を確認しました。

プロミ

10万円以下の機種では、画質はピカイチね

XGIMI Elfinの画質をレビュー

100インチの映像で、以下の3つのポイントを確認。

  • 明るさ
  • 色味
  • 解像度
ジェクタ

写真をタップで拡大できます

多少明るい部屋でも楽しめる明るさ

とても明るい部屋

とても明るい部屋

Elfinの映像

Elfin明るい部屋での映像

少し明るい部屋

少し明るい部屋

Elfinの映像

Elfin少し明るい部屋での映像

暗室

暗室

Elfinの映像

Elfin暗い部屋での映像

600ISOルーメンの明るさは、多少明るい部屋でも映像を楽しめます。

直射日光の入る部屋は厳しいですが、カーテンを閉めれば昼間でも十分な明るさですよ。

色味ははっきりと鮮やか

元画像

色見本

Elfin

Elfinで映した13色のカラー

元画像

Elfin

Elfinで映した様々なフルーツ

Elfinは元画像よりはっきりとした色の濃い映像で、これは他のXGIMIプロジェクターと共通の特徴。

多少明るい部屋や凹凸のある壁でも、ご覧の通り鮮やかな映像を楽しめます

もし自然な色合いが好きな場合は、輝度やRGBを手動で調整することもできますよ。

画面角まで明るくはっきり

Elfinの解像度を確認

フルHDなので、文字の輪郭ははっきりしていて視認性は良好。

さらに画質が劣化しやすい画面端も、中心とほぼ変わらないクオリティでした。

プロミ

画面全体が美しい

ジェクタ

全体的に映像のクオリティは文句なしです

Elfinは音も良い

Harman/Kardon製スピーカー

ベンツやBMWなどの高級車に採用されているHarman/Kardon製のスピーカーを内蔵

3W×2のスピーカーは、低音の迫力はそこそこですが、中高音はクリアで気持ちのいい音。部屋をスッキリさせたい人は、内蔵スピーカーでも十分に映像コンテンツを楽しめますよ

XGIMI Elfinの使用感をレビュー

シンプルなデザインで、部屋のインテリアに馴染む

Elfinを部屋に飾る

美しくシンプルなデザインは、男性のみでなく女性でも使いやすいです。使わないときは飾ってもオシャレ。

起動時間は44秒、再起動は5秒

Elfinの起動時間

電源を入れて、自動画面調整が終わるまで44秒で、これはOS内蔵プロジェクターとしては並の速さ。

しかし、2回目以降の起動は高速で、5秒程で立ち上がります。(スリープモードのような感じになっているのでしょうか)

コンセントを抜いて場所を移動すると、また起動に40秒ほどかかりました。

自動フォーカス、台形補正が便利

Elfinの台形補正機能

フォーカスと台形補正は自動、さらに障害物回避機能と、スクリーンアジャスト機能があるので、「ポン置き」で画面調整が大体終わってしまいます。

これは本当に便利。

思っている位置からズレることもあるので、その場合はリモコンで手動調整が可能です。

角度調整をするなら、三脚が必要

Elfinに三脚に取り付ける

本機は角度調節機能がないので、本体を傾斜させたい場合は三脚が必要。

小型のもので十分なので、耐荷重1kg以上の三脚があると便利です。

排気ファンの音は静か

騒音の目安

Amazonの製品ページによると、騒音は30dB以下です。

据え置き機の中でも静かな方で、映画を見ている間、騒音は気になりませんでしたよ。

リモコンの操作性が良い

Elfinのリモコン

リモコンの反応速度は高速で、ストレスフリーで使えます。

また音声操作ができるので、YouTubeなどの検索も楽々ですよ。

Android TVの使い勝手は良い NetflixもOK

中華プロジェクターのOSは使いにくいものもありますが、本機のAndroid TVは主要な動画配信サービスが利用可能で、操作性も良好。

ElfinではNetflixを視聴できますが、以下のように少し特殊な手順が必要です。

ElfinでのNetflixのインストール方法

Netflixユーザーは上記の手順を参考に、インストールをしてみてください。※アップデートの状況次第で、非対応になる可能性があります。その点はご了承ください。

スマホミラーリングは簡単

iPhone、Androidともにスマホの映像をワイヤレスで投影可能です。

Elfinでスマホミラーリング
ElfinとiPhoneのミラーリング方法

・プロジェクターに「AirScreen」アプリをダウンロード
・プロジェクターとiPhoneを同じWifiに接続
・iPhoneのコントロールパネルから、画面ミラーリングを選択し、Elfinのプロジェクターを選択する

Elfinとandroidのミラーリング方法

・androidスマホに「Google Home」アプリをダウンロードする
・プロジェクターとandroidスマホを同じWifiに接続
・Google Homeアプリを開き、Elfinプロジェクターを選択しミラーリングする

ゲームはブーストモードで低遅延

ゲーム入力遅延測定

ゲームモードは通常モードと、より遅延の少ないブーストモードの2つがあります。ただしブーストモードは、台形補正が不可なので、プロジェクターを投影位置に対し正面に置く必要があります。

ゲーミング性能の評価として、Leo Bodnar Electronicsの「4K Lag Tester」を使ってゲームモードの入力遅延を測定してみました。

フルHD/60Hz条件で測定
・通常モード:134ms
・ゲームモード(ブースト):28.1ms

ゲーミングプロジェクターじゃないのに28.1msはかなり優秀。スマブラをプレイしましたが、遅延は全く感じませんでしたよ。

ジェクタ

入力遅延の測定方法と、他の機種の測定結果は以下の記事を参考にしてください

天井投影は可能 ただし三脚は安定感の高いものを

Elfinで天井投影

Elfinは軽量なので、三脚を使って天井投影が可能。

天井投影をするなら、本体を傾斜しても倒れないよう三脚は安定感の高いものを選びましょう。

XGIMI Elfinのメリットデメリットまとめ

Elfinを楽しむ
メリット
デメリット
  • 美しく明るい映像
  • 画面調整が自動
  • Android TV搭載
  • コンパクトでスタイリッシュな本体
  • ゲームモードは低遅延
  • 角度調節機能がない

軽くて使いやすい上に、10万円以下の価格帯では最高峰の映像を楽しめます。

音もなかなか良いので、これ一台でもなかなかのホームシアターが完成します。更にスピーカーを買い足せば、映画館に負けないレベルにアップグレードも可能。

ライトユーザーから本気で映画を楽しみたいヘビーユーザーまで、おすすめできる製品です。

プロミ

迷ったらこれでOK!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績30機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

目次