AnkerのNebula Capsuleシリーズは、片手で持てるコンパクトサイズでありながら、美しい映像が楽しめる人気のモバイルプロジェクターブランドです。
今回は2018年の発売以後、根強い人気をほこる初代Nebula Capsuleについて徹底的にレビューしていきます。
初代の魅力は、軽さと安さ
モバイル機の高画質化と大型化が進んでいますが、500g以下であるNebula Capsuleの携帯性は依然トップクラス
外出先での使用をメインで考えている人におすすめです。
映像や音質にこだわるなら、最新機Nebula Capsule3の方がおすすめ!
以下の記事で性能を比較しているわよ
\Nebula Capsuleシリーズ全機種を比較/
Nebula Capsuleのスペック
製品型番:D4111N12 発売日:2018年 税込価格※:39,999円 出力解像度:SD(854×480p) 明るさ:100ANSIルーメン 光源:LED 光源の寿命:30,000時間 投影方式:DLP方式 台形補正:垂直オート 100インチ投影距離:308cm スピーカー:5W 騒音:30db以下 バッテリー:動画3.5h 入力:電源(microUSB)、HDMI OS:Android 7.1 Wifi:2.4/5GHz Bluetooth:4.0 重さ:約470g サイズ:120mm×68mm |
Android OS搭載、バッテリー搭載、スピーカー搭載で、電源をつけるだけでどこでも動画を楽しめます。
実際の映像と音を確認
100インチでプロジェクターの映像と音を撮影しました。なるべく大画面のデバイスで映像を見ると雰囲気がよくわかると思います。
Nebula capsuleの映像をレビュー
100インチの映像で、色味や解像度を徹底的に確認していきます。
画像はタップで拡大できます
△明るい部屋では視聴が厳しい
とても明るい部屋
Nebula Capsule
少し明るい部屋
Nebula Capsule
暗室
Nebula Capsule
100ANSIルーメンは、明るい部屋では厳しい明るさです。なるべく部屋を暗くして映像を楽しみましょう。
△色味は若干暗め
元画像
Nebula Capsule
元画像
Nebula Capsule
100インチの画面では、元画像より暗めのトーンに感じました。本体が小型の分明るさが低いので、80インチ程まで画面を小さくした方が鮮やかな映像を楽しめます。
△画面の角は画質が低下
引きで見た文字はきれいで、読み取りに問題はありません。
しかしSD画質なので、文字を拡大するとドット感があります。また映像をきれいに映すのが難しい画面角は、光量が落ちて画質が少し低下していました。
◯小型サイズにしては音が良い
Nebula Capsuleのスピーカーは5Wで、小さいボディの割に音量はしっかり出ます。
音質はまあまあな印象で、低音が軽く感じました。
全方位で音が聞こえるので、配置の自由度が高いのは良い部分だと思います。
Nebula Capsuleの本体と付属品
正面にはレンズとNEBULAのロゴ。
背面はリモコンのセンサーと、HDMI、USB-microの充電口。
上面は電源、音量、Bluetoothスピーカーモードの切り替えボタン
底面は滑り止め用のゴムと三脚固定用のネジ穴があります。
側面にピント調整用のつまみがあります。
重さ500g以下で、ペットボトルの半分くらいのサイズです。
付属品
リモコン、充電ケーブル、micro-USB変換ケーブル、説明書
Nebula Capsuleの使用感をレビュー
◯とにかく小さくて軽い
モバイルプロジェクターの中でも、Nebula Capsuleのように、本当にポケットに入る大きさの機種は少ないです。
さらに、Nebula Connectアプリを使えばスマホで操作できるので、外出先にリモコンを持っていく必要もなし。
携帯性に関しては、実はハイスペックな最新機より優れています。
◯起動時間は35秒
40秒を切る起動時間は、OS搭載機ではなかなか早いです。あとはフォーカスを手動で行うと準備完了です。
◯オート台形補正が便利
最大±40°のオート垂直台形補正は、なかなか高速で動作します。水平方向の補正を行う場合は、オート機能を切って、リモコンによる手動補正に切り替える必要があります。
◯フォーカスは手動だが使いやすい
プロジェクターのピント合わせは、手動ではなかなか合わずにイライラすりことが多いですよね。しかし、Nebula capsuleは、小さなつまみが簡単に操作できて、ピント合わせの作業がとても簡単。
このつまみは硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい感触なのよね
△リモコンはコンパクト、でも反応はイマイチ
リモコンは約30gと軽いのは嬉しいポイント。しかし、リモコン動作は少しラグを感じます。また、リモコンを本体背面のセンサーにしっかり向けてボタンを押さないと反応が悪い点は気になりました。
Nebula Connectアプリを使えばスマホをリモコン代わりにできて、快適だったわ
◯ファンの音は静か
本体が小型なだけあって、ファンの音は非常に静か。スペックでは騒音30dB以下と記載があり、これは鉛筆の筆記音より静かな音です。
騒音に敏感な人でも安心です
◯Android搭載で動画を楽しめる
本機はAndroid OSを搭載しているので、ネットに繋げば各種動画配信サービスを楽しめます。
試しにYoutubeやプライムビデオなどのサービスを利用してみましたが、問題なく楽しめました。
◯バッテリーは最大3.5時間持続
標準モードで1.5時間、輝度を下げるバッテリーモードで3.5時間動画を楽しめます。実はこの稼働時間はCapsuleシリーズで一番長く、キャンプ場など電源のない場所で活躍してくれます。
製品名 | バッテリー持続時間 |
---|---|
Nebula Capsule | 3.5時間 |
Nebula CapsuleⅡ | 2.5時間 |
Nebula Capsule3 Laser | |
Nebula Capsule3 |
◯スマホの映像をワイヤレスで映せる
プロジェクターとスマホを同一のWifiに繋げば、スマホの映像を共有できます。iPhone、Androidともにアプリ不要で、スマホのキャストアイコンから、Nebula Capsuleを選択すればOKです。
◯ゲームは快適に楽しめる
ゲーム機とHDMIケーブルで接続可能です。
筆者は任天堂スイッチでスマブラをプレイしてみましたが、特に違和感なくプレイすることができました。
ネットゲームで勝敗にこだわる方はモニターを使った方がいいと思いますが、普通にゲームする分には全く問題ないです。
Nebula Capsuleのメリットデメリット まとめ
2024年現在、映像や音の美しさを求めるなら、最新機Nebula Capsule3の方がおすすめです。
しかし画質にそこまでこだわりがなく、
・470gの軽さ
・最大3.5hのバッテリー持ち
・カプセルシリーズ最安の価格
などに魅力を感じるなら、この初代Nebula Capsuleも有力な選択肢。
キャンプや旅行の時のちょっと使いに、軽くて安い本機はとてもマッチするでしょう。
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