自宅で好きな映像コンテンツを楽しめるVODサービスの普及とともに、プロジェクターの人気が高まってきていますよね。しかしEPSON、XGIMI、JMGOなど多くのメーカーから製品が発売されており、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。そこで今回の記事では、プロジェクターオタクが選ぶおすすめホームプロジェクターをご紹介します。70機以上の人気機種について、実機で多面的な視点から評価した結果です。ぜひプロジェクター選びの参考にしてください。
💡評価のポイント
明るさ

解像度

色域

コントラスト比

音質

操作性/OS

騒音

ゲーム性能


実際に使用して、本当にお勧めできる機種を紹介しています
・画質重視の据え置き機
・携帯性重視のモバイル機
・尖った特徴のコンセプト機
おすすめの据え置きプロジェクター【画質重視ならこれ!】
大画面でじっくり映像を楽しむためのおすすめの据え置き機をご紹介。重要指標である明るさ、解像度、色域、コントラスト比に加え、実際の映像を評価して本当におすすめできる製品を厳選しました。
商品名 ※クリックで記事へ | 画像 | 価格 ※記事執筆時点 | 商品リンク | コメント | 解像度 | 方式 | 明るさ | ネイティブコントラスト比 | 色域 | ゲーム入力遅延@60Hz |
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WIMIUS P63 | ![]() ![]() | 16,550円 | Amazon | 価格の割に高画質 | フルHD | LED/単板LCD | 700ANSIルーメン | 約1900:1 (実測値) | Rec.709未満 | 75.5ms |
TOPTRO_X9 | ![]() ![]() | Amazon | 3万円台で高画質 | フルHD | LED/単板LCD | 1200ANSIルーメン | 約3700:1 (実測値) | Rec.709未満 | 65.7ms | |
XGIMI Elfin Flip Pro | ![]() ![]() | 69,800円 | Amazon | 価格/性能バランス良/ゲームも高速 | フルHD | LED/DLP | 400ISOルーメン | 約300:1 (実測値) | Rec.709程度 | 22.0ms |
EPSON EF-21 | ![]() ![]() | 94,455円 | Amazon | 10万円以下で高画質 | フルHD | レーザー/3LCD | 1000ルーメン | 約600:1 (実測値) | Rec.709程度 | 59.1ms |
EPSON EH-TW7100 | ![]() ![]() | 197,655円 | Amazon | 20万円以下で明るい4K | 4K | ランプ/3LCD | 3000ルーメン | 約1600:1 (実測値) | Rec.709以上、DCI-P3未満 | 21.2ms |
JMGO N1S 4K | ![]() ![]() | 194,480円 | Amazon | 4K×3色レーザー小型機 | 4K | 3色レーザー/DLP | 1100ANSIルーメン | 1600:1 (スペック値) | Rec.709◎ DCI-P3◎ BT.2020◎ | 18.3ms |
Valerion VisionMaster Pro2 | ![]() ![]() | Amazon | 4K×3色レーザー×EBLの黒!最強画質 | 4K | 3色レーザー/DLP | 3000ISOルーメン | 4000:1 (スペック値) | Rec.709◎ DCI-P3◎ BT.2020◎ | 17.6ms |
おすすめ据え置き機① WiMiUS P63







2万円以下ですが、しっかり大画面を楽しめます
2万円以下の価格帯は、「本当にこれフルHD?」と思うような製品も多いなか、P63は自信を持ってお勧めできるコスパのいい製品です。
フルHDでなかなかの明るさがあるので、映画やドラマを大画面で投影できる実力があります。これまで3万円以下の機種は20台以上レビューしてきましたが、その中でも画質は最も良いと感じています。内臓スピーカーとAndroidOSを搭載しているので、本体ひとつてYouTubeやプライムビデオのコンテンツをすぐ楽しめるお手軽さが魅力。
もちろん、予算が許すなら後述の高額機の方がおすすめですが、低予算で大画面を楽しみたい人や、まずプロジェクターを使ってみたい人の入門機としてお勧めです。


おすすめ据え置き機② TOPTRO X9







本格的な大画面が3万円台!一昔前は有り得なかったコスパです
近年3万円台で1000ANSIルーメンを超えるの高コスパモデルが増えてきていますが、X9はその中でも特におすすめの製品です。明るさの実測値は334cd/cm2@50inchと明るく、コントラスト比も3700:1と優秀。3万円台の選択肢としては一番推せます。また、ピント性能が優れているので、フルHDの精細感をしっかりと感じれます。
色域の広さはそこそこですが、これは価格的にしょうがない部分でしょう。明るくはっきりとしたフルHDの映像を楽しめる機種なので、画質重視で格安機を探している人におすすめです。


おすすめ据え置き機③ Elfin Flip Pro







ゲームも高速!使いやすいDLP方式の入門機
ゲーム性能重視、かつなるべく価格を抑えたい場合におすすめの選択肢です。DLP方式は動きの速い映像に強く、遅延も実測22msということで、アクションゲームも快適にプレイできます。映像の輪郭がシャープで、被写体の質感をリアルに感じるような立体感も特徴。OS、スピーカー、バッテリー搭載。コンパクトボディーで角度調整機能もあるため、どんな場所でも簡単に設置して使えるのが魅力です。
バッテリー搭載で、モバイル機と据え置き機の中間的な性能をしていますが、DLP方式としては最安クラスということで注目すべき一台。VGP2025でも金賞を受賞しており、品質は間違いない製品です。


おすすめ据え置き機④ EPSON EF-21







映像の職人EPSONが手掛けるカジュアルプロジェクター!使いやすさと映像美を高いレベルで両立しています
10万円以下でレーザー光源、1000ルーメンのスペックはコスパが非常に高いです。映像はさすがのエプソンで、安心して見れる間違いのないクオリティーです。3LCDの映像はカラーの美しさが特徴で、他社で主流のDLPで問題になるレインボーノイズが発生しないのも嬉しいところ。
レーザー光源は発熱が少なく、ファンの音も小さいので映像に集中できます。GoogleTV搭載のオールインワンモデルで、美しい映像をどこでも簡単に楽しめます。
10万円以下の製品は50台以上見てきましたが、個人的には画質No.1だと考えています。


おすすめ据え置き機⑤ EPSON EH-TW7100







10万円台で、とにかく明るい!安定感のある4K映像を映します
職場や学校でお馴染みのランプ光源のプロジェクターを極めたような一台。「プロジェクターといえばこれだよね」と安心して見れる優しい感じの映像です。他社がDLPプロジェクターを開発する中で、3LCDの技術を突き詰めたエプソンの映像は唯一無二の価値があると思います。
ランププロジェクターは排熱とサイズの弱点はあるものの、価格帯ではダントツの明るさを誇ります。なるべく安い価格で、光量重視の4Kモデルを機種を探している人におすすめできる製品です。
おすすめ据え置き機⑥ JMGO N1S4K







未来の色域であるBT.2020を体験できる!映像は大型機顔負けで、驚きの体験ができます
本体は2.2kgと小型ですが、高効率の3色レーザー採用で十分に明るく鮮やかな映像を投影します。小型の4K機種は珍しいので、この選択肢を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。3色レーザーの発色は本当にすごくて、未体験の映像を見ている感覚があります。4K UHDの映像はもちろん、旧作も鮮やかに映しますので、ぜひお気に入りの映画をN1S 4Kで見返してみてほしいです。


おすすめ据え置き機⑦ Valerion VisionMaster Pro2







3色レーザー×EBL技術で、映像の臨場感は圧倒的!最高の映像を求めるならこれです!
とにかくお伝えしたいのが、映像のダイナミックさ。素晴らしい黒の表現と、3000ISOルーメンの光量、3色レーザーの鮮やかなカラーの相乗効果で、これまで感じたことのないレベルの迫力を感じました。IMAX ENHANCED、DolbyVision、HDR10+、24fps再生、3Dなど映画通が求めるあらゆるフォーマットに対応。最速4ms@240Hzの高速なゲーム性能、128GBのROMと4GBのRAMにより高速動作するGoogleTVなどどの方向からみても隙のない性能をしています。
50〜100万円クラスの製品を検討している人も、「これで十分」と思える可能性があると思います。過去一番衝撃を受けたプロジェクターなので、最高の映像を求める人におすすめです。


おすすめモバイルプロジェクター【コンパクト性重視ならこれ!】
小型で軽量のモバイル機は、簡単に使える取り回しの良さが魅力。寝室の枕元や机上の狭い場所に設置したり、カバンに入れて旅行先で使用したい場合に重宝します。最近のモバイル機は画質も向上しているため、大画面でコンテンツを見る喜びや感動がしっかり味わえますよ。
商品名 ※クリックで記事へ | 画像 | 価格 ※記事執筆時点 | 商品リンク | コメント | 重量 | 解像度 | 方式 | 明るさ | ネイティブコントラスト比 | 色域 | ゲーム入力遅延@60Hz |
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Anker Nebula Capsule3 | ![]() ![]() | 69,900円 | Amazon | バランスのいい入門機 | 740g | フルHD | LED/DLP | 200ANSIルーメン | 約:600:1 (実測値) | Rec.709程度 | 28.5ms |
JMGO PicoPlay+ | ![]() ![]() | 78,980円 | Amazon | バッテリー非搭載の代わり小型で明るめ | 740g | フルHD | LED/DLP | 450ISOルーメン | 約400:1 (実測値) | Rec.709程度 | 22.3ms |
Anker Nebula Capsule3 Laser | ![]() ![]() | 119,900円 | Amazon | レーザー光源で画質が良いモバイル機 | 950g | フルHD | レーザー/DLP | 300ANSIルーメン | 約600:1 (実測値) | Rec.709程度 | 22.5ms |
XGIMI Halo+ | ![]() ![]() | 129,800円 | Amazon | 光量重視のモバイル機 | 1600g | フルHD | LED/DLP | 700ISOルーメン | 約400:1 (実測値) | Rec.709程度 | 28.3ms |
おすすめモバイル機-① Anker Nebula Capsule3







モバイル機の入門機としてバランスの良い一台!
Nebula Capsuleシリーズは、おそらく日本で一番認知度の高い人気モバイルシリーズです。最新機のNebula Capsule 3はモバイル機の中でもお手頃な価格、美しい映像と、高い機能性、そして携帯性を両立した入門機としておすすめしやすい製品。ベットサイドのちょっと使いや、キャンプ旅行先での思い出作りに重宝します。本体のデザインや質感も素晴らしく、手に持って使うのが楽しい一台です。


おすすめモバイル機-② JMGO PicoPlay+







縦型投影にも対応!軽いのに光量もなかなかあります
モバイル機としては珍しくバッテリーは非搭載。その代わりに小型、明るく、価格も抑え気味という特徴があります。内蔵バッテリーが不要なら、モバイル機としてかなりコスパのいいモデルだと思います。ウエストポーチに入るサイズ感なので、旅行先や友人の家に持って行って気軽に使えます。TikTokやインスタの動画をフルサイズで投影できる縦型投影機能やオーロラフィルターによる空間演出機能、側面のLEDカラーライトなど遊び心も満載です。


おすすめモバイル機-③ Anker Nebula Capsule 3 Laser







高効率のレーザー光源!携帯性と映像美を両立した、最もおすすめのモバイル機です
個人的にはモバイル機として最も完成度の高い一台だと思います。レーザー光源を採用しているため、簡単に運べる小型サイズながら、映像はかなり本格的。自宅での使用はもちろん、旅行先やキャンプに持って行けば夜の楽しい思い出が一つ増えます。レーザーは発色が良いため、暗室なら大画面でも視聴できる強度があります。据え置き機と違い映像が眩しすぎないので、寝室で寝る前に使うのにも最適です。価格は少し高めですが、モバイル機としての完成度はNo.1だと思います。


おすすめモバイル機-④ XGIMI Halo+







モバイル機ですが、据え置き機に負けない明るさです
発売以来の人気も頷ける完成度の高い一台で、モバイル機としては最高峰の700ISOルーメンの明るさを誇ります。モバイル機としては若干大きいため、外に持ち運ぶ製品というより、自宅で省スペースで使える製品を探している人におすすめ。見た目以上に光量があるので、見応えのある映像を楽しむことができますよ。


おすすめのコンセプトプロジェクター【尖った特徴があります!】
ここでは尖った特徴をもったコンセプト機をご紹介。もしかしたら、あなたにピンポイントで刺さる運命の一台があるかもしれません。
コンセプト | 商品名 ※クリックで記事へ | 画像 | 価格 ※記事執筆時点 | 商品リンク | 解像度 | 方式 | 明るさ | ネイティブコントラスト比 | 色域 | ゲーム入力遅延@60Hz |
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ベットサイドに最適 | BenQ GV50 | ![]() ![]() | 119,800円 | Amazon | フルHD | レーザー/DLP | 500ANSIルーメン | 約800:1 (実測値) | Rec.709程度 | 28.1ms |
シーリングライト一体型 | Aladdin X2 Light | ![]() ![]() | 99,800円 | Amazon | フルHD | LED/DLP | 700ANSIルーメン | 約400:1 (実測値) | Rec.709程度 | ※HDMI端子なし、無線接続のみ可能 |
超短焦点!24cmで100インチ | Aladdin Marca | ![]() ![]() | 149,800円 | Amazon | フルHD | LED+レーザー/DLP | 1000ANSIルーメン | 約300:1 (実測値) | Rec.709以上DCI-P3未満 | 27.9ms |
【ベッドサイドに最適】BenQ GV50







ベッドサイドのためのプロジェクター!寝る前の天井投影は至福のひと時です
寝室での使用に特化したプロジェクターがGV50。独自の回転機構のおかげで、壁投影も天井投影も自由自在。省スペースに設置できて、排熱も少ないので枕元で快適に使用できます。レーザー光源を採用しているため映像は明瞭で、カラーバランスも申し分なし。クオリティーが高い上に操作のストレスがないので、毎日使いたくなる製品だと感じました。見た目もおしゃれで、寝室によくマッチします。


【ライト一体型で部屋がスッキリ】Aladdin X2 Light







配線レスで、部屋に自然にプロジェクターを配置できます
シーリングライト一体型のAladdinX2Lightは配線レスで天井に設置できます。設置してしまえば位置合わせや片付けの煩わしさがなく、スッキリとした部屋で優雅に大画面を楽しむことができます。カラオケアプリやスイカゲームなどの独自アプリも魅力で、映像を見るだけでなく色々な楽しみ方ができます。シーリングライトの場所に取り付け位置は限定されるため、事前の配置検討は必ず行いましょう。


【壁から24cmで100インチ】Aladdin Marca Max







テレビのように壁際に置いて、大画面を投影できます
超単焦点方式は20万円以上の高額製品が多い中、AladdinMarcaは10万円台で買える嬉しい選択肢です。壁から24cmで100インチを投影できるので、配置に悩む必要がありません。映像だけでなく音も素晴らしく、これ一台でホームシアターを完成させる力を持っています。見た目もおしゃれで、テレビより部屋を圧迫しませんので、おしゃれな部屋作りをしたい人にもおすすめです。


お気に入りのプロジェクターで最高の映像体験をしよう
以上、プロジェクターオタクによるおすすめ製品でした。プロジェクターは体験の製品なので、スペックを比較するだけでは本当の実力がわからない部分があります。今回お勧めした製品は70台以上の製品の実機レビューに基づくチョイスなので、ぜひ製品選びに迷っている方はの参考になれば幸いです。