モバイルプロジェクターは高画質化と大型化が進んでいますが、携帯性を重視したい人も多いでしょう。
そこで今回ご紹介したいのが、400g以下のモバイルプロジェクター、Cinemage miniです。
- VGPアワード2023受賞
- スタイリッシュなデザイン
- 片手で持てる超小型サイズ
- Android TV搭載で、すぐに映像が楽しめる
Cinemageは2020年に立ち上がった日本の新しいプロジェクターブランドですが、VGP2023を獲得し、専門家から高い評価を得ています。
プロジェクターオタクとしては、その性能を確かめずにはいられません
本記事では「Cinemage mini」を徹底的にレビューしていきますよ。
Cinemage(シネマージュ)とは
Cinemageは株式会社MiraArcが2020年7月に立ち上げたプロジェクターブランドです。
現行の機種は、エントリーグレードのCinemage miniと、上位機種のCinemage proの2機種。
【アップデート品の進化】
・OS:新Android9.0 旧11.0
・明るさ:新100ANSIルーメン 旧120ANSIルーメン
・CPU/GPUアップデート(新型は最大30%高速化)
・Wifi:新Wifi5 旧Wifi6
・Bluetooth:新ver5.0 旧5.2
Cinemage ProはフルHDの高画質で、明るさも200ANSIルーメンあります。Cinemage miniは画質面ではProに劣りますが、その分価格が安く、390gの軽さで携帯性に優れています。
Cinemage mini本体と付属品を確認
正面から見るとこのような感じ。デザインがスタイリッシュでかっこいいです。
今回購入したのは黒ですが、もう一色の白も魅力的です。
背面にはDC、USB、HDMI端子と、排気口、スピーカー口。
側面にはフォーカスつまみ、電源ボタン、イヤホンジャック、USB-C端子があります。
上面にはタッチパネル式の、操作ボタンがあります。
タッチパネル搭載は珍しい
裏面には三脚用のネジ穴があります。
付属品は以下の通り。
ACアダプター、HDMIケーブル、USB-C、取扱説明書
\公式サイトは最安保証/
実際の映像
スクリーンに100インチのサイズの映像を投影してみました。ぜひ画質と音質を確認してみてください。
画質は480pの割になかなか良くて、普通にアニメや映画を楽しめます。色がはっきりとしていて、とても見やすい印象でした。
Cinemage miniの画質をレビュー
以下、100インチの映像を確認していきます。
写真をタップで拡大できます
映像の明るさを確認
とても明るい部屋
Cinemage miniの映像
少し明るい部屋
Cinemage miniの映像
暗室
Cinemage miniの映像
100ANISIルーメンの明るさは、暗い部屋で使うには十分です。昼間でもーテンを閉めれば映像を楽しめますが、明るい部屋では厳しい印象でした。
色味の確認
元画像
Cinemage mini
元画像
Cinemage mini
元画像と比べると、色彩は若干暗め。しかし色は濃いので、映像は見やすい印象でした。
解像度の確認
引きで見ると、文字はとてもきれいです。
しかし、解像度がフルワイドVGAなので、文字を拡大した場合にはドット感を感じました。また、ピント合わせが難しい画面端は少しボケ気味の印象。
画質の総評としては、モバイル機としては十分な映像だと思います。DVD相当の解像度で、さまざまなコンテンツを楽しむことができますよ。
\公式サイトは最安保証/
Cinemage miniの音質をレビュー
低音の迫力は弱いですが、クリアで聞き取りやすい音でした。
側に置いて使う分には、音量も申し分ないと思います。部屋全体に、臨場感のある音を鳴らしたい場合は、Bluetoothスピーカーを用意することをおすすめします。
Cinemage miniの使用感をレビュー
片手で持てる重さ400g以下
400g以下で片手で持ち運べますので、キャンプや旅行、展示会などの外出先での使用に便利です。
説明書は詳しい
この価格帯の中華プロジェクターは、説明書がなかったり、2、3ページのものも多いのですが、47ページの詳細な説明書がついてきます。操作全般や、よくある質問などがしっかり書いているので、だれでも簡単に使いこなすことができますよ。
起動時間は38秒
40秒を切る起動時間は、OS内蔵プロジェクターではなかなか早いです。垂直台形補正まで自動でしてくれますので、ピントを手動で合わせればセッティング完了です。
排気ファンの音は非常に静か
排気ファンは風速を設定可能で、低速モードは騒音25dB以下。
筆者がこれまで見てきたプロジェクターの中で静音性はトップクラスで、排気音はほぼ気になりませんでした。
リモコンの操作性はそこそこ
リモコンの反応速度は、そこそこ。
もうちょっとサクサク動いてくれたら嬉しいという印象でした。本体背面にセンサーがあるので、そこにリモコンを向けてボタンを押す必要あり。
ちなみに、EShareというアプリをインストールすれば、スマホをリモコン代わりにすることが可能です。音量をスワイプで上げたり、一覧からアプリを起動できるので、スマホ操作の方が便利に感じました。
動画アプリ搭載
Android11.0搭載で、YouTubeやNetflixなど、おなじみの動画配信サービスを楽しめます。スマホとテザリングすれば、外出先で動画を楽しむこともできますよ。
【インストール済みアプリ】
cinemage mini公式サイトより
Netflix、YouTube、Amazon Prime Vide、Hulu、U-NEXT、TVer、ABEMA、Disney+
ゲームは快適
任天堂switchとプロジェクターを繋いでゲームをプレイしましたが、遅延は感じませんでした。
ゲーミング性能の確認のため、Leo Bodnar Electronicsの「4K Lag Tester」を使ってプロジェクターの入力遅延を測定したところ、フルHD/60Hzの条件で48.4msとなかなか高速。
1フレームを争うようなオンライン対戦でない限りは、快適にゲームができるレベルでしょう。
三脚か台が必要
Cinemage miniは打ち込み角度が0度なので、床に直置きで映像を楽しむことができません。
床置きだと、下半分の映像が切れてしまいます。
台か三脚を使って、映像を目線の高さまで上げましょう。
天井投影は簡単
本体を仰向けに倒すだけで、簡単に天井投影可能です。
枕元などに置いて、寝る前に映像を楽しむと最高ですよ。
ただし、充電口が背面にあるので、充電しながら天井投影はできない点に注意しましょう。
スマホミラーリングは簡単
iPhone、Android共に簡単にスマホ画面を映すことができます。スマホの動画や写真を家族やと友達と大画面で共有したり、スマホゲームを大画面で楽しめますよ。
スマホの充電が可能
これはかなり珍しい機能。
USBケーブルを通じて、スマホへの給電が可能です。
キャンプに持って行けば、いざという時モバイルバッテリーの代わりになります。
\公式サイトは最安保証/
Cinemage miniのメリットデメリット まとめ
画質はフルHDの上位機種に劣ります。その代わり、プロジェクターの中でもトップクラスに軽いため、キャンプや旅行などの外出先で役に立ってくれるでしょう。
日本メーカーなので、不具合などに対するアフターサービスも安心。
ぜひ超小型のモバイルプロジェクターCinemage miniで、大画面を楽しんではいかがでしょう。
\公式サイトは最安保証/
\小型モバイル機8種を徹底比較/