最近ネットでよく見かける中華プロジェクターの格安機。
興味はあるけど、安すぎて買うのが怖い人もいると思います。
- 1万円程度のプロジェクターの画質は?
- 高いプロジェクターとの違いは?
- ゲームはできる?
このような疑問をちらほらと見かけたため、大体1万円前後で購入できる※プロジェクター、ONOAYO E16をレビューしていきます。※2023年11月13日地点の価格です
【結論】1万円はすごい!でも映像は微妙
意外にも、普通にフルHDの映像を楽しめました。ただ映像のクオリティはフルHDの上位機種とは差があるので、ホームシアターのメイン機に使うには厳しい印象。
正直なところ、もう一万円出せばWanbo T2 MaxやWIMIUS P63などなかなかクオリティの高い格安機が買えるので、そちらをおすすめしたいところ。
でも1万円以下で大画面を楽しめるのはすごいわ
以下で詳しく性能を解説していくので、購入するかの参考にしてください。
格安プロジェクターはどれを買う?
Amazonで1万円以下のプロジェクターは沢山あってどれを購入しようか迷いました。※2023年11月13日地点の価格です
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全部見た目とスペックが似てない?
確かに、明るさ約10000ルーメン、フルHD、台形補正±15°、ズーム50%、HiFiスピーカーと、共通点が多すぎるね。
おそらく販売メーカーが違うだけで、基本の部品は同じなのでは・・・・
今後の検証課題ね
とりあえず、筆者は1万円以下のプロジェクターの中から、AmazonでONOAYOのE16ホワイトを購入。
この機種を選んだ理由は、格安機では珍しくBluetooth機能を搭載していたためです。またデザインがシンプルで好みでした。
ONOAYO E16を開封
正面から見るとこのような感じ。
フォーカスと台形補正は黒いつまみを回します。
背面にはスピーカー口と、HDMI、イヤホンジャック、USB、AV端子。
裏面には三脚用のネジ穴があります。
重さは500g以下です。
ボディはコンパクトで、端子は最低限
実際の映像
スクリーンに100インチの映像を投影しました。ぜひ画質と音質を確認してみてください。
ONOAYO E16の画質をレビュー
100インチの映像で、以下の3つのポイントを確認。
- 明るさ
- 色味
- 解像度
写真をタップで拡大できます
明るさは低め
とても明るい部屋
E16の映像
少し明るい部屋
E16の映像
暗室
E16の映像
明るさは控えめ。
電気をつけると厳しいですが、暗室なら100インチでも問題ないです。
色味は少し暗いが、調整可能
元画像
E16
元画像
E16
全体的に色味が暗めの印象を受けました。
色味はカスタマイズ可能なので、自分の好きな見え方になるよう調整しましょう。
個人的には輝度を下げた方が映像がリアルな感じになって好みでした。
フルHDだが、ピンボケが気になる
映像で一番気になったのが、画面端のピンボケ。
せっかく中心あたりはフルHDらしい映像なのに、角はボケて解像度が低下したような状態になってしまっている。また、光量もかなり低下しています。
ここが改善されれば、映像のクオリティが格段に改善されるので、今後に期待したい。
ONOAYO E16音質のレビュー
スピーカーは音がチープなので、外付けスピーカーを推奨。
おすすめはAnkerのSoundcore2で、5,000円以下で音を劇的に改善できます。
実際に内蔵スピーカーとSoundcore2の音質を比較したので、以下の動画で確認してみてください。
音が全然違うわね。
3も発売されているけど、性能に大差はないので価格の安い2推しです。スマホの音楽などもいい音で聴けるので腐ることはありません。
ONOAYO E16の使用感をレビュー
コンパクトで収納には困らない
本体は奥行き13cm。見た目もおしゃれなので、部屋に飾るのもありです。
排気ファンの音は少し気になる
排気ファンの音はそこそこして、横に座ると気になるレベルです。
1メートルくらい離れれば問題ないので、なるべく離れて座りましょう。
ゲームは快適
任天堂switchとプロジェクターを繋いでゲームをプレイしましたが、遅延は全く感じませんでした。
応答速度の検証として、ボタンの入力から技が発動するまでのスロー映像を60HzのPCモニターと比較。PCモニターと比較した際の遅延は、0.05秒ほどでした。
※スロー映像を目視で確認した結果なので、数字は参考までに。
1フレームを争うようなオンライン対戦でない限りは、快適にゲームができるレベルでしょう。
三脚があると便利
本体に角度調節機能がないので、3脚があると便利です。
重量が軽いので、写真のような100均の三脚でも十分安定しました。
スマホミラーリングができる
家のWifiに接続することで、スマホ画面を映すことができます。
このように可愛い娘の動画を大画面で愛でたり、スマホゲームをプレイしたりできます。
合わせて用意したいもの
E16はAndroidなどのOSを内蔵していないので、そのままではNetflixやYoutubeなどの動画配信サービスを楽しむことはできません。
動画配信サービスを利用するためには、Amazon Fire TV Stickなどのストリーミングデバイスを用意して、Wifiに接続する必要あり。
一番安い機種で問題ないので、合わせて用意しましょう。
ONOAYO E16のメリットデメリット まとめ
1万円相応の映像という感じ。映像のピンボケと、暗めの色表現が上位機種との差です。
どうしても予算がない人は選択肢になるかもしれませんが、
・音が悪い → スピーカーを買わなきゃ
・OS非搭載 → Amazon Fire TV Stickを買わなきゃ
となるので、結局手ぶらの初心者が映像を楽しむためにはもう1万円くらい必要になります。
だったらもう一万円ほど出せば、Wanbo T2 MaxやWIMIUS P63など、OS搭載で画質も音もなかなかの製品を買えるので、正直そちらの方がおすすめ。
でもまあ、値段分の価値はある商品だと思いました。