キャンプや旅館などの非日常をより楽しくしてくれるアイテムがモバイルプロジェクターです。好きな場所に、自分だけのスクリーンを作って、忘れられない思い出を作ることができます。
特に外出先で使うモバイルプロジェクターとしておすすめしたい製品が、WIMIUSのQ2です。
- 200gの超軽量サイズ
- 旋回式スタンドで、位置調整が簡単
- HD、150ANSIルーメンの映像
- Android OS搭載で動画を楽しめる
- 3万円台で、コスパに優れる※20243月31日地点、Amazon価格を参照
これまで15台以上のモバイルプロジェクターをレビューしてきましたが、携帯性に関してはNo.1。
二本指で持てます!
製品の品質、メリットとデメリットを徹底的にレビューしていきますので、ぜひプロジェクター選びの参考にしてください。
WIMIUS Q2のスペック
税込価格※:37,999円 出力解像度:HD(1280×720p) 明るさ:150ANSIルーメン 光源:LED 投影方式:DLP方式 台形補正:垂直オート スピーカー:内蔵(出力不明) バッテリー:動画1.5〜2.0h 騒音:25db以下 入力:HDMI mini、USB、DCケーブル 出力:3.5mmAUX Wifi:2.4/5GHz Bluetooth:5.2 重さ:約255g(三脚込み) サイズ:約6.3×6.3×6.3cm |
Amazonでの価格は37,999円ですが、セール時は2万円台で買えます。
これはHD画質のモバイルプロジェクターとしては破格の値段で、かなりコスパの高い製品ですよ。
実際の映像と音を確認
100インチでプロジェクターの映像と音を撮影しました。なるべく大画面のデバイスで映像を見ると雰囲気がよくわかると思います。
HDの映像は滑らかできれい
WIMIUS Q2の映像をレビュー
100インチの映像で、色味や解像度を徹底的に確認していきます。
画像はタップで拡大できます
昼間は使用が厳しい明るさ
とても明るい部屋
Q2の映像
少し明るい部屋
Q2の映像
暗室
Q2の映像
明るさ150ANSIルーメンの映像は、明るい部屋では厳しい印象でした。
なるべく部屋を暗くして映像を楽しむべきでしょう。
色味は少し暗め
元画像
Q2
元画像
Q2
映像は全体的に元画像より暗めのトーンで、鮮やかさはもう一つ。ここはあくまで価格なりの性能に感じました。
100インチでは光量が不足している印象なので、画面サイズを80インチ以下にして使用することを推奨します。
文字は問題なく読める解像度
100インチ画面で文字を拡大すると少しドット感を感じます。また画面角は、少し明るさが低下していましたが、価格とサイズ感を考えると、及第点の映像だと思います。
引きで見た場合、小さな文字もしっかり視認できますので、実用上の問題はなさそうです。
スピーカーは最低限
スピーカーはクリアでいい音を鳴らしますが、音量は小さいです。キャンプ場や旅館などで使う場合は、他の人の迷惑にならないよう、音量を下げて使うので、特に問題ないでしょう。
一方家で映画を本格的に楽しみたい場合は、どうしても迫力が不足するので、Bluetoothスピーカーを用意することをおすすめします。
\5000円以下おすすめのBluetoothスピーカー/
WIMIUS Q2の本体と付属品
箱はこのような感じ。
正面の写真。スライド式のレンズカバーがついており、持ち運び時の衝撃やホコリからレンズを守ってくれます。
側面には、電源ボタン、HDMImini端子、フォーカスつまみ。HDMI端子は、珍しいminiサイズ規格のものですが、対応ケーブルが付属しますのでご安心ください。HDMI側には排気口、フォーカスつまみ側にはスピーカー口があります。
背面はリモコンのセンサーと、イヤホンジャック、USB、充電ケーブル差し込み口。
上面は、タッチパネル式の操作ボタン。
底面には旋回式折りたたみスタンドがあり、こちらは取り外し可能です。
重さは本体のみなら200g、三脚込みで255gで、サイズはペットボトルの3分の1位。
付属品
説明書、保証書、電源ケーブル、AC-USB-Aケーブル、HDMI-MiniHDMIケーブル
WIMIUS Q2の使用感をレビュー
モバイルプロジェクターの中でも、携帯性は抜群
これまで様々なモバイルプロジェクターを見てきましたが、携帯性は最強だと思ってます。
本機はそもそも本体サイズが約6cm角と小さい上に、自在に角度調節できるスタンド付き。このスタンドのギミックが素晴らしく、例えば斜めの床や、凸凹な地面に置いても好きな位置に映像を映すことができます。
一般的な小型三脚と比較すると Q2のスタンドは圧倒的に小型です。
このサイズでHD画質はすごい
普通500g以下のプロジェクターはSD画質の物が多いイメージです。これは、小型ボディでは、高解像度のDLPパネルやその制御機構を組み込むことが難しいからでしょう。
しかし、WIMIUS Q2プロジェクターはSD画質のプロジェクターより小型なのに、解像度が2.2倍のHD画質です。
このインパクトは中々で、「こんなに小さいのに、こんなに綺麗」という驚きがあります
起動時間は44秒
起動時間は、一般的なOS内蔵プロジェクター並み。
早くもなく、遅くもなく
オートの垂直台形補正は高速
垂直台形補正はオートで高速で、精度も高いので便利。
水平方向の歪みを矯正したい場合は、自動補正機能を切って、手動で4点の台形補正を行います。
リモコンの速度は普通
リモコンの操作性は普通。
遅くはありませんが、もう少しキビキビ動いてくれると満足度が高かったと思います。
タッチパネルボタンは一長一短
パネルが光ればうれしかったです
タッチパネルでは、マウスカーソルを操作します。
操作感は好みが分かれそうなので、ぜひ購入時に確かめてみてください。
ファンの音はとても静か
WIMIUS Q2の動作音は25dB以下。
これは、モバイルプロジェクターの中でもかなり静音性が高い方で、側に置いても全然ファンの音が気にならないです。騒音に敏感な人にも自信を持っておすすめできますよ。
Android搭載で動画を楽しめる
Android OSを搭載しているので、インターネットに接続すればYouTubeやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスを利用できます。
スマホとのテザリングでネットに繋ぐことができるので、例えばWiFiの無いキャンプ場などでも動画が見れます。
スマホの画像を映せる
プロジェクターとスマホを同じWifiに繋げば、スマホの映像を共有できます。iPhone、Androidともにアプリ不要で、スマホのキャストアイコンから、 Q2を選択すればOKです。
ゲームも楽しめます
筆者は任天堂スイッチでスマブラをプレイしてましたが、動作はサクサク。
応答速度の検証として、任天堂スイッチのスマブラで、ボタンの入力から技が発動するまでのスロー映像を60HzのPCモニターと比較。その結果、PCモニターに対し、Q2は0.05秒程映像が遅れていました。※スロー映像を目視で確認した結果なので、あくまで参考までに。
普通にゲームする分には全く遅延を感じないです。
天井投影は簡単
四角い本体を天井に向けて倒すだけで天井投影ができます。
サイズがコンパクトなので、枕元に簡単に置いて、寝る前に大画面で贅沢な時間を楽しめますよ。
WIMIUS Q2メリットデメリット まとめ
キャンプの相棒として、最もおすすめできる1台。
別途三脚が不要で、好きな位置に映像を映せるのはかなり偉いです。パーツが多いと、持ち運びの労力やしまう手間、物を無くすリスクなど増え、いいことがありませんが、 Q2は本体だけで完結。
あらゆるストレスを最小限に、外出先で簡単に映像を楽しめますよ
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