【1万円台の国産プロジェクター】FunLogy HOME2を徹底レビュー

プロジェクターといえば5万以上するイメージがありましたが、最近は1万円前後で買える製品が増えてきています。

そんな格安プロジェクターの大半は名前を聞いたいことのない中華製な訳ですが、日本メーカーの格安プロジェクターを探して見つけたのがこのFunLogy HOME2(ファンロジーホーム2)。

どんな性能か気になったため、本記事ではホームシアター歴10年の筆者が商品をレビューをしていきます。

\公式サイトでレビューを書くと、1年保証延長/

目次

一言で伝えるなら、気楽に使えるエントリーグレード機

・価格がとにかく安い
・機能がシンプルで使いやすい
・そこそこの映像

ここが本機種の特徴で、ターゲットはライトユーザー層です。

画質にこだわる人にはおすすめできませんが、「お手軽」「簡単」「シンプル」この辺の価値観を重視する方は、選択肢になるでしょう。

FunLogy HOME2のスペック

FunLogyは主にリーズナブルなスピーカーやプロジェクターを扱う日本のメーカー。

そしてFunLogy HOME2は2023年のVGPで賞を受賞しており、その性能はAV機器のスペシャリスト達からお墨付きを得ています。

\公式サイト/
発売日:2023年9月
税込価格※:14,800円
出力解像度:HD(1280×720p)
明るさ:200ANSIルーメン
光源:LED
光源の寿命:30,000時間以上
投影方式:LCD方式
アスペクト比: 4:3、16:9
OS:非搭載
入力:HDMI、USB2.0
出力:3.5mmAUX
スピーカー:3W×1
台形補正:上下45°
100インチ投影距離:291cm
騒音:50db以下
重さ:約1.25kg
サイズ:230mm×190mm×89mm
※2024年1月20日地点、公式サイト価格

実際の映像

100インチの映像と音を撮影しました。お持ちのデバイスの中で、なるべく大画面のもので見ると雰囲気がわかると思います。

プロミ

100インチでもしっかりと映像を楽しめるわね

FunLogy HOME2の映像をレビュー

100インチでの画質を確認していきます。

ジェクタ

画像タップで拡大できます

明るさは控えめ

シーリングライト明るさ最大

シーリングライトの明るさ最大

FunLogy HOME2の映像

FunLogy HOME2明るい部屋の映像

シーリングライト明るさ最低

シーリングライトの明るさ暗め

FunLogy HOME2の映像

FunLogy HOME2少し明るい部屋の映像

部屋を完全な暗室にした状態

暗室

FunLogy HOME2の映像

FunLogy HOME2暗室の映像

明るさは控えめですが、普段使いには十分です。昼間でもカーテンを閉めれば映像を楽しめますよ。

色味は少し薄い

元画像

FunLogy HOME2

元画像

様々なフルーツ

FunLogy HOME2

FunLogy HOME2で映した様々なフルーツの映像

全体的に、色味は淡い印象です。

設定でコントラスト、明るさ、カラー、シャープネスを自由に変更できます。色をいじったところ、コントラスト55、明るさ40、カラー55、シャープネス60の設定で、全体は暗くなりますが、色調は原色に近づいて好みになりました。

FunLogy HOME2
標準設定

FunLogy HOME2で映した様々なフルーツの映像

FunLogy HOME2
設定変更後

解像度の確認

HDの解像度の映像は、小さい文字までしっかり読むことができます。

画面中心と比べ、画面角は解像感と明るさが低下しているのは少し気になりました。

ジェクタ

映像の総評としては、価格の割には良い
でも上位機種とは確かに差があるという感じです

FunLogy HOME2の音質をレビュー

マイクで録音の様子

音質はなかなかクリアで、安いスピーカーにありがちな音割れや音のこもりは感じませんでした。ここはFunLogyがスピーカーも販売しているノウハウが生きている部分かもしれません。

音量もなかなかで、8畳位の部屋であれば問題ないです。

FunLogy HOME2の本体と付属品を確認

本体には電源ケーブル、HDMIケーブル、リモコンが付属します。

FunLogy HOME2本体と付属品

ホワイトカラーの本体は、デザインがシンプルでどんな部屋にも合いそうです。

FunLogy HOME2正面

背面には各種ケーブルの差し込み口と、スピーカー口。

FunLogy HOME2背面

上面には操作ボタンと、フォーカスのつまみがあります。

FunLogy HOME2上面

底面のネジを使えば、最大45°まで本体を傾けられます。このネジはもう少しかっこよくして欲しかった。

FunLogy HOME2角度調整

FunLogy HOME2の使用感をレビュー

起動時間は14秒

FunLogy HOME2の起動時間

かなり起動が早いです。OSがシンプルなおかげでしょうか。

フォーカスは手動調整

FunLogy HOME2フォーカス設定

上面のつまみを回すことで手動でフォーカスを合わせます。最初は微調整に時間がかかりますが、慣れると簡単です。

台形補正は手動

FunLogy HOME2台形補正

リモコン若しくは本体のボタンで上下45°の台形補正が可能です。横方向の台形補正はできないので、必ずスクリーンの正面に本体を置く必要があります。

リモコンの操作性は良い

FunLogy HOME2リモコン

ボタンはシンプルで使いやすいです。反応もそこそこ早く、操作にストレスは感じませんでした。

ファンの音は少し気になる

FunLogy HOME2排熱ファン

映画を見ている時、音が静かなシーンでは排熱ファンの音が気になりました。

スペックでは騒音55dB以下と書かれてましたので、最大の音量としては以下が目安です。

・50dB=換気扇(1m)
・60dB=乗用車の室内

Bluetooth、wifiなどの無線接続機能はなし

FunLogy HOME2とAmazon Fire TV Stick

本機はOS非搭載なので、Amazon Fire TV StickやプレイヤーをHDMI端子に接続して映像を入力します。

Amazon Fire TV Stickは、Bluetoothスピーカーに音を出力することもできるので、利便性が高いです。

ゲームは快適にプレイできた

FunLogy HOME2でゲームをプレイ

任天堂スイッチでスマブラをプレイしたところ、ほぼ遅延を感じませんでした。

実際にスロー映像でボタンの入力から技が発動するまでのタイミングを測定したところ、リフレッシュレート60Hzのモニターを使った場合と比べ、遅延は0.05〜0.1秒ほどと結構高速でした。
※スロー映像を目視で測定した結果なので、数字は参考までに

製品保証期間は2年に延長できる

製品を購入後、公式サイトで商品レビューを書くことで、保証期間を1年から2年へ延長できます。

プロジェクターに限らず、家電は時間が経つほど故障確率が上がりますので、無料での保証期間延長はかなりありがたいです。

\公式HPはこちら/

FunLogy HOME2のメリットとデメリットまとめ

映像を映すFunLogy HOME2
メリット
デメリット
  • 価格が安い
  • 起動が早い
  • 機能がシンプルで使いやすい
  • ゲームも十分楽しめる
  • 音質がなかなかいい
  • 映像がフルHDではない
  • ファンの音は大きめ

とにかく価格が安く、必要十分な性能を抑えたプロジェクターです。説明書を読む必要がないくらい、メニューやリモコンの操作がわかりやすく、ユーザーにストレスを感じさせないような使いやすさを実現している印象。

・価格を重視したい人
・プロジェクターを体験してみたい初心者

このような人が気楽に大画面を楽しむための入門機としておすすめ。

プロミ

週末だけ、ちょっと使いにちょうどいい感じ♩

\公式サイトでレビューを書くと、1年保証延長/

本格的に映画やゲームを楽しみたい「ガチ勢」にはHD画質の映像は物足りないので、もう5000円ほど上乗せして、WIMIUS P63Wanbo T2 Maxといったコスパの良いフルHD機種を検討すべきでしょう。

以上、Japanメーカーということで、次にどんな機種が発売されるかも楽しみに注視していきたいと思います。

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績30機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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