美しい自然の中、日常の忙しさを忘れて、心も体もリフレッシュできるのがキャンプの魅力ですよね。
そんな楽しいキャンプをより充実させてくれるアイテムがプロジェクターです。
- 大自然の中自分だけの映画館でみた映像は、忘れられない思い出になります。
- 雨天時のエンターテイメントを保証します。雨が降っても楽しい思い出を作れます。
筆者は筋金入りのプロジェクターオタクで、プロジェクターの使用時間は累計1万時間以上。多くの機種を実機レビューしています。
2024年現在の人気モバイルプロジェクターについては、ほぼ全て実機で評価しました
今回はそんな筆者が、キャンプに本当におすすめできるモバイルプロジェクターを3機種ご紹介します。
機種 | おすすめポイント |
---|---|
Nebula Astro | 安定のAnkerブランドで、スマホ操作可能 |
WIMIUS Q2 | 重さ255g、角度調整スタンド付きで使いやすい |
Nebula Capsule3 | フルHD、HDR対応の高画質プロジェクター |
ぜひ、プロジェクター選びの参考にしてください!
キャンプ用プロジェクターを選ぶポイント
キャンプにおすすめのモバイルプロジェクターを選ぶためのポイントは、以下の4点。
・本体+付属品のサイズと重さ
・設置性
・画質
・OS内蔵
本体+付属品のサイズと重さ
キャンプは荷物が多いので、プロジェクターは軽量で小型のものが望ましいです。
見落としがちなのが、付属品の携帯性について。
本体がいくら小型でも、付属品がかさばってしまっては快適ではありません。
スマホをリモコンがわりに使える機種や、三脚なしでも位置調整できる機種ならうれしい
設置性
キャンプ場は床が平らとは限りません。
また設置スペースも、例えばテント内だと限られます。
そのような環境下でも思い通りの場所に映像を映せるように、プロジェクターには台形補正や角度調節などの投影補助機能があると便利です。
画質
基本的に、明るく高解像度のプロジェクターを選ぶことで、映像は美しくなります。
しかし、キャンプのような屋外ではプロジェクターの映像をキレイに映すことはなかなか難しい。
- 風によるスクリーンの揺れ
- スクリーンのたわみや、しわ
など、自宅のスクリーンに映す場合より画質が低下します。もし映像の美しさにこだわるのなら、高画質のプロジェクターを選ぶことはもちろん、スクリーンを安定させることもコツになります。
OS搭載型か
OS搭載プロジェクターは、スマホ経由でインターネット接続すれば、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを屋外でも利用できます。
Amazon Fire TV Stickなどの外付けデバイスは、キャンプ場での電源確保が難しい場合があります。よって、OS搭載のモバイルプロジェクターがキャンプの最適解です。
キャンプにおすすめのモバイルプロジェクター
キャンプ用におすすめのプロジェクターのスペックは以下の通り。
Nebula Astro | WIMIUS Q2 | Nebula Capsule3 | |
---|---|---|---|
価格 | 34,999円 | 37,999円 | 69,990 |
光源 | LED | LED | LED |
解像度 | SD 854×480p | HD 1280×720p | フルHD 1920×1020p |
明るさ | 100 [ANSIルーメン] | 150 [ANSIルーメン] | 200 [ANSIルーメン] |
HDR10 | ー | ー | 対応 |
投影サイズ | 20-100 インチ | 記載なし | 40~120 インチ |
スピーカー | 3W | W数不明 | 8W |
フォーカス | 手動 | 手動 | オート |
台形補正 | 垂直/オート 水平/手動 | 垂直/オート 水平/手動 | 垂直/オート 水平/オート |
バッテリー | 約2.5時間 | 約2時間 | 約2.5時間 |
騒音 | 30dB以下 | 25dB以下 | 28dB以下 |
サイズ | 9.12×8.2×8.92 [cm] | 6.3×6.3×6.3 [cm] | 7.8×7.8×16.0 [cm] |
重量 | 約380g | 約255g(三脚込み) | 約850g |
接続端子 | HDMI | HDMI mini USB 3.5mmAUX | HDMI USB 3.5mmAUX |
給電 | USB-C | 専用DCケーブル | USB-C |
Bluetooth | 4.2 | 5.2 | 5.1 |
Wifi | 2.4/5Ghz | 2.4/5GHz | 2.4/5GHz |
OS | Android 7.1 | Android TV | Google TV |
その他 | アイガード機能 | 折りたたみ式スタンド レンズカバー | 障害物自動回避 スクリーンフィット |
コスパ重視ならAnkerで最軽量、最安機種のNebula Astro
おすすめ1機目は安心と信頼のAnkerプロジェクターの格安機、Nebula Astroです。
本体はりんごサイズで、重さ380g。
Nebula Conecctアプリをインストールしておくことで、スマホをリモコン代わりに使えます。
リモコンを持って行かなくて良いのは嬉しいわね
- リモコン不要で、荷物が減る
- Bluetooth接続で、赤外線リモコンより反応がいい
- 暗い場所でも操作ができる
また本機は多くのポータブルスピーカーを手掛けてきたAnker製だけあり、音も結構良いです。
Bluetoothスピーカーモードを搭載しているので、
- 昼間はBluetoothスピーカーとして、音楽を楽しむ
- 夜はプロジェクターとして、動画を楽しむ
という感じで、マルチに活躍してくれます。
Nebula Astroの映像はこちらのYouTube動画で確認できます。
画質はDVD相当のSD画質で、映像にこだわる人には物足りない性能。
その分、本体はコンパクトで値段が抑えられてます。
手に持った時の収まりがいいので、ついつい手にしてしまいます。
映画をがっつり見るには心許ない画質ですが、軽くて使いやすいのでYouTubeやアニメがメインのライト層にマッチします。
\Nebula Astroの徹底レビュー記事はこちら/
携帯性が最高なのはWIMIUS Q2
2つ目のイチオシのプロジェクターはWIMIUSの Q2です。
こちらはスタンド込みで255gと超小型で、二本指で持てます。
さらに、
- 折りたたみ式スタンド付き
→三脚不要 - 本体のタッチパネルで操作が可能
→リモコン不要 - 約2h持続のバッテリー内蔵
→充電器不要(1泊くらいなら)
つまり255gの本体だけで、持ち物はOK。
折りたたみスタンド機能は唯一無二の特徴で、砂利などで凹凸のある床でも、水平を安定させながらスクリーン位置を調整できます。
解像度はHD画質で、モバイル機の中では十分綺麗な映像です。以下のYouTubeで画質を確認してみてください。
また本機はAndroid OSを搭載しているので、YouTubeやAmazonプライムビデオなど、お気に入りのサービスをキャンプ場でも楽しめますよ。
本体が小型な分、スピーカー最大音量が小さめなのが弱点ですが、そもそもキャンプ時に大音量を鳴らすことはないので、ここは問題ないかと。
WIMIUS Q2はAmazonで定価37,999円。不定期ですが、セール時は2万円台で買えることもあるので、ぜひ価格を確認してみてください。
\WIMIUS Q2の徹底レビュー記事はこちら/
画質重視ならAnkerのNebula Capsule3
画質にこだわりたい人におすすめしたいモバイルプロジェクターがNebula Capsule3。
こちらは2024年1月発売の新機種で、かなりハイスペック。
- フルHDの高解像度
- HDR10対応で、繊細な明暗表現
- 壁色に合わせて調整を行う、壁色補正機能
- 自動フォーカス、自動台形補正、スクリーンフィット機能、障害物自動回避機能による簡単セットアップ
と盛りだくさんのハイテク機能で、どこでも簡単にモバイル機最高峰の映像が楽しめます。
実際の映像は、こちらのYouTube動画で確認できます。
別売りの公式スタンドは、コンパクトなのでキャンプに最適。
\公式スタンドのレビュー記事/
また、Nebula Connectアプリを使うことで、スマホをBluetooth接続してリモコンがわりにすることができて便利です。
価格は6万円台と中々高額。キャンプの時だけ使うには勿体無い性能なので、日常的にプロジェクターを使いたい映画通や、長時間ゲームをするヘビーユーザーにおすすめしたい製品です。
\Nebula Capsule3の徹底レビュー記事はこちら/
よくある質問
- キャンプでプロジェクターを使う場合、スクリーンは必要ですか
-
必ずしも必要ではありませんが、あったほうが映像が綺麗に見えます。用意が大変であれば、テント内壁や、白い布などでも大丈夫です。
キャンプにおすすめのスクリーンは、以下の記事を参考にしてください。
- キャンプ場でプロジェクターを使うことで、他の人に迷惑をかけませんか
-
使い方次第で他人に迷惑をかける恐れがありますので、使う場所や時間帯、音量などに注意が必要です。また、キャンプ場によっては、音の出る機器の仕様が禁止されている場合があるので、事前に確認が必要です。
以下の記事で、キャンプ場で迷惑にならないプロジェクターの使い方を解説しています。
- WiFiのないキャンプ場でもプロジェクターの映像を楽しめますか
-
WiFi のないキャンプ場でも、スマホ電波の活用や、オフラインコンテンツの利用によってプロジェクターの映像を楽しむことができます。
WiFiのない環境でプロジェクターを楽しむ方法は以下の記事で解説しています。
【3つの方法を図解】WiFiのないキャンプ場でプロジェクターの映像を楽しむ方法 本記事ではWiFiのないキャンプ場で、プロジェクターの映像を楽しむ方法を3つご紹介します。3つの方法は、図解で詳細に解説していきますので、ぜひ記事を参考にキャンプでプ…
テント内でも、屋外でも、キャンプでプロジェクターを楽しもう
今回紹介した3機種は、プロジェクターオタクの筆者がキャンプの相棒として自信を持って勧められる機種です。
機種毎の徹底レビュー記事がありますので、気になる方は参考にしてください。
筆者は毎年キャンプに行きますが、おすすめのプロジェクターの使い方は、テント内での寝ながら投影会。
壁にはシワやたるみがあるかもしれませんが、そこはもう気にしない。普段の映画館や液晶テレビの完成された美しさとは違った、味のある映像を楽しめます。
またテントの内側で映像を投影することで、虫対策にもなりますし、他のお客さんの迷惑にもなりませんよ。
もちろんもっと綺麗な映像を楽しみたいなら、スクリーンを用意すればOKです。
ぜひ、プロジェクターでキャンプライフを充実させてみてはいかがでしょう。