[検証]プロジェクターの解像度による画質の違いは?おすすめ解像度を紹介

プロジェクター選びの重要なポイントとして解像度があります。

解像度とは、映像を表現する小さなドットの数を表します。解像度が高いほど映像はきめ細かく美しくなるので、映像のリアルさや迫力が上がります。

解像度を表すHD、フルHD、4Kなどは聞き馴染みのある言葉ですが、意外にその意味を正しく理解している人は少ないと思います。また、実際の見え方の違いを体感したことのある人はかなり少ないでしょう。

プロミ

改めて考えると、知ってるようで知らないわね。
プロジェクターはどのくらいの解像度が必要なのかしら?

そこで今回は、プロジェクター歴10年の筆者がプロジェクター選びで重要な「解像度」を詳しく解説します。

・解像度とは何か

・解像度による画像・映像の見え方の違い

・プロジェクターを選ぶ際のおすすめの解像度

本記事を読めば、解像度について理解を深められるので、後悔しないプロジェクター選びができるようになります。特に、どの解像度のプロジェクターを選べばいいか悩んでいる方に役立つ内容です。

ぜひ、記事を読んで参考にしてください。

目次

プロジェクターの解像度とは

低画質と高画質の写真比較

解像度は映像を表現するドット(画素)の数を表します。

上の写真のように、ドットの数が少ない場合は画像の輪郭がぼやけて見にくくなるのに対し、ドット数が多い場合は画像が滑らかで綺麗になります。

解像度=「横に並んだドットの数×縦に並んだドットの数」を表します。

例えばフルHDの場合は、解像度は1920×1080と表記されています。これは、画面の中の1920列×1080行に合計2,073,600個のドットが並んでいることを表しています。

家庭用の縦横比16:9のプロジェクターの解像度としては、以下の規格が採用されていることが多いでしょう。

規格 解像度備考
480p854×480DVDと同等の画質
HD1280×720DVDとBD画質の中間
フルHD1920×1080BD画質
4K3840×2160フルHDの4倍の画素数

プロジェクターの解像度による見え方の違い

プロミ

解像度で見え方ってどう変わるの?

ジェクタ

実際に確認してみよう

下の写真は、480P(854×480px)とフルHD(1920×1080px)の画質の比較になります。

480pの画像と1080pの画像の比較
プロミ

あまり差はない気がするわ・・・

ジェクタ

確かに、一見わかりにくいね・・
少し写真を拡大してみよう

480pの画像と1080pの画像の拡大比較
プロミ

下の方が毛1本1本がはっきり見えるわね

ジェクタ

拡大するほど違いが目立つんだ

ジェクタ

つまり、プロジェクターでは画面を大きくしたり、近づいて見るとその差をはっきり感じるようになるよ

また、動画では写真以上に画質の差を感じます

下の動画では「1920×1080px」と「960×540px」の映像が2秒毎に流れます。

全画面表示で視聴してみてください。

いかがでしょうか。

写真以上に動画では解像度の差がはっきり認識できると思います。

ジェクタ

「大画面」で「動画」を見るためのプロジェクターでは。解像度はとても重要なんだ!

ホームシアターにおすすめの解像度

プロミ

ズバリ、どのくらいの解像度のものを選べばいいの?

ジェクタ

フルHD以上がおすすめだよ!

下の表はさまざまなコンテンツの対応解像度の一覧です。

さまざまなコンテンツの対応解像度
※厳密にはフルHDより画質が少し劣る。1440×1080の画像を1920×1080に引き伸ばしている。

普段見ているテレビ放送はフルHDに近い解像度です。

また、ネットの映像配信サービスやゲームもフルHD以上の高画質が当たり前です。

ジェクタ

我々の目は、綺麗な映像に慣れているんだ

せっかくプロジェクターで大画面を実現しても、普段見ている映像より画質が悪いとがっかりしてしまいますよね。また、今の映画、アニメ、ゲームなどのコンテンツは細部にわたって作り込まれているので、画質が粗いと重要な情報や、意味のある演出を見逃してしまう可能性もあります。

よって、プロジェクターの画質は最低でも普段見慣れているフルHD以上がおすすめになります。

まとめ

今回はプロジェクターの解像度について解説しました。

解像度は高い方が良いですが価格は高くなるので、必要十分なラインの見極めが重要です。

しっかりと知識を深めて自分に合った商品を選びましょう

\最強のおすすめプロジェクター7選はこちら/

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この記事を書いた人

プロジェクターレビュー実績25機以上。
AV家電アドバイザー資格あり。

ホームシアターで見た映画は400本以上で、使用者の目線に立った実用的な考え方で実機レビューを行います。

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